D4DJ 鬼滅の刃 ツイステ JUJUcosplayコスプレ衣装専門店

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

雛菜負けた〜

2021-03-18 11:09:28 | アイドルマスター

円香シャニマス 樋口円香 コス衣装


 


 

「巻き込まないで。どっちも思ったことないから」
雛菜「あは〜、円香先輩、ノリ悪〜い」
円香「悪くてけっこう」
透「どっちかで言うとでいいからさ」
小糸「い、嫌なら別に言わなくていいんじゃないかな」
雛菜「え〜? なんで嫌なの〜? 円香先輩プロデューサーのこと嫌い〜ってこと?」
小糸「それは……ど、どうなの円香ちゃん?」
円香「…………」
透「え、そうなの?」
円香「…………まあ」
透「まあ?」シャニマス 市川雛菜 コス衣装
円香「……どっちかで言うなら―――」
ガチャ
P「ちょっといいいか? 次回用の資料のことなんだけど」
円香「―――プロデューサーはかっこいい方……だと……」
P「……ん?」
小糸「ぴぇ……! ぷ、プロデューサーさん!」
雛菜「え〜。雛菜負けた〜。プロデューサーはかわいい〜だと思うのにな〜」
透「私はかっこいい派だから、プロデューサー」
P「いや、なんの話!?」


円香「……ミスター耳なし芳一」
P「え!? なんか俺、過去一無理のあるミスターの称号と共に耳引きちぎられそうになってない!?」
円香「さっきの……私が何言ったか聞いてないですよね」福丸小糸 ユニット衣装
P「……いや、大丈夫だ。分かってる。どうせ罰ゲーム的なので言わされてたんだろう。俺は気にしてないか……痛っ! なんで叩いたんだ!?」


未成年の不良

2020-12-29 18:18:43 | アイドルマスター

今夜。シャニマス 樋口円香 コス衣装


つい3時間ほど前、この男は突然に浅倉透を叩いた。
 その瞬間だけに居合わせた私は男を引き剥がし、助け出した浅倉を家まで送り届けた。
 何故あんな事になったのか、いくら聞いても浅倉は答えなかった。
 答えたく無かったのか、答えが無かったのか、それさえも分からずに浅倉の帰宅を見届けた私は、そのまま黙って素直に帰る事が出来なかった。
「頭、冷えましたか」
「見たらわかるかもしれないけど、真っ青だよ」
「自覚が無かったのでしたら失礼かもしれませんが、元々から顔色が良くないので、いつもと特に変わりないですね」
「なら、いいかな。万が一にも、誰にも心配されない方がいい」
 そう言うと、男は再び缶ビールをくびっと喉に流し込んだ。
「それ、ヤケ酒として成立してますか? あまりに似合わないので、未成年の不良が咥えるココアシガレットにしか見えませんが」
「別に、カッコつけてる訳じゃないから……」
 そんな話をしにきた訳じゃない。シャニマス 市川雛菜 コス衣装
ヤケ酒をしている精神不安定男に対して、私は今からどう出れば良いのかを考えている。
思えば、幼馴染を除いてはそれ以外の人と真面目にコミュニケーションを取るという事をしてこなかった。
 しようと思わなかったから。
 だから少し考えている。
 この男がどう出るか、見ている。
 でもやはり、きっと男はいつも通りで、何も語らないだろう。
 黙っていれば何も言わないだろうし、質問しても何も答えないかもしれない。
 本来はそれでいいはずだ、私としても。
 言いたくない事を無理やり引き出すのは、私のする事ではない。
 けれども、私は気付けばわざわざここまで足を運んで来てしまっていた。
 このままでは大切なものが失われてしまうという予感が、消えない。
 不安が、私を突き動かして止まなかった。市川雛菜 ユニット衣装
 私は、話を、しなければいけないと思ったのだろう。


 

私の卒業式ぶり

2020-12-02 17:44:37 | アイドルマスター

P樋口円香 ユニット衣装「いつぶりですか?」
女「会ったのは私の卒業式ぶり。私は最近あなたを見つけたけど」
P「……全然気づかなかったです」
女「だと思った。あなた、円香ちゃんのことをあんまり熱心にほめるものだから」
P「ってことは……」
女「ああ、違うのよ?私はただ花を届けに行っただけ」
彼女は今、花屋で働いているらしい。
なるほど、彼女にぴったりだ。
花屋も見つけてもらえて光栄というものだ。
女「ああ、いいな。って思ったの」
P「……」浅倉透 ユニット衣装


女「また、私もあんな風にって。もう一度会えたらまたほめてくれるかなって」
P「それは」
女「でも彼女に会ったとき、やっぱりそれだけじゃ嫌だなって。欲張っちゃった」
P「それでこんなことを」
少ししわがついたメモを取り出す。
彼女には見せられないな、と見えない位置でしまいなおす。
女「……私、ずるいね」
P「別に気に留めるほどでも」
女「またそんなこと言って」
P「こればっかりは、惚れた弱みですよ」
その言葉は、彼女にとって毒か、飴か。福丸小糸 ユニット衣装
顔を見てもわからなかったので、俺は考えないことにした。
今更取り繕うような真似は、彼女にも失礼だ。


透き通った声

2020-11-02 11:12:29 | アイドルマスター

そのシャニマス 樋口円香 コス衣装


ときは突然やってきた。
わたしが彼女の家に行くということになり、駅まで迎えにきてくれた樋口円香と歩いていた。その日はよく晴れていて、少し肌寒かった。ちょうど今ぐらいの季節だ。
「あ、樋口だ」
透き通った声が薄暗い道に響いた。そのひとの髪はちょうどその時の空みたいな色をしていた。
「あ、さくら」
わたしは恋人がどうやら動揺しているようだ、ということに気付いて、おやとおもった。樋口円香は動揺を見せることのないひとだ。わたしの前で声を揺らしているところをほとんど見たことがない。
「なんかさ、私のこと避けてる?樋口」
「べつに……、避けてないけど」
「あ、そう? 家にも来てくんないじゃん」
「私、浅倉の家、行く必要ないでしょ」
「そうだね」シャニマス 市川雛菜 コス衣装
「てか、人待たせたくないんだけど。用がないなら……」
「樋口が私の家に来てくれないの、なんか変な感じがする」
「……はあ、浅倉、」
「樋口がいないのって、めちゃくちゃ変な感じがする」


 

不平と不満を溢す

2020-10-15 11:42:07 | アイドルマスター

「最近ノクチル 樋口円香 コスプレ衣装
プロデューサーが元気無い気がするんだけど、円香先輩、心当たりとかない〜?」
いつもと変わらぬはずの能天気な幼馴染みのその口振りに、だけど私は心臓を素手でぎゅっと握りしめられたような感覚に陥った。
「さあ、知らない。どうせ仕事かプライベートでミスでもやらかしたんでしょ」
いつものように素っ気無い返事を装いながらも、しかし声がやや上擦ってしまったことは、幸運にもどうやら彼女に見咎められはしなかったようだ。「そっか〜」としょぼくれたように、彼女は机の上に片腕を伸ばして、ダラリと項垂れた。
「ていうか邪魔。そこ、私の席。昼休み終わるし、いい加減戻って」
「え〜、掃除が始まるまで、まだあと十五分もあるよー」
不平と不満を溢す彼女の膨れた横っ面を眺めつつ、私はこっそり、いつの間にかじっとりと浮かんでいた額の脂汗を手の甲で拭った。
気持ち悪くなったのは果たして、気の持ちようが悪かっただけだろうか。
いいや、そうではない。
何故なら私には、彼女の言うところの『心当たり』があるのだから。