そう原神 刻晴 コスプレ衣装言って優しく壊れないように抱きしめた。
蛍は目を数回瞬きさせて自分
に何が起こったのか把握しようとした。
敵か味方か分からないようなこんな奴に泣き縋った自分も自分だが、まさか抱き締められるとは思って無かった。
「君のつらさに気づいてあげられなくてごめんね。」
自分に体重をかけさせて背中に回した手をとん、とん、とリズム良く叩く。
小さい妹たちが寝付けない時こうしてやったっけ。
蛍は寂しい隙間を無くすように顔をタルタリヤの胸に押し付ける。
ごめんねじゃ何も済まないのに、そう思うならもう兄さんも代わりに探してよ、世界も代わりに救ってよ。
思ってもない事が口から出そうになる。
「いい子だから落ち着いて、俺が居るから。」
そうして、とん、とん、と優しく叩き続けた。
蛍は疲れていたのか、久し振りの兄のような温もりに安心したのか、少しづつ夢の中に誘われていった。
「にい、さん。」原神 バーバラ コスプレ衣装
その言葉だけ残して完璧に寝てしまった。
「兄さんねえ。」
頬に残っている涙のあとを優しく指でなぞる。
眠った顔に残るあどけなさが胸に刺さった。
神を倒せるほどの力があって、幾度となく世界を救う英雄だって蓋を開ければただの女の子だ。
寄りかかられてもこんなに軽くて、服を握る力だってこんなに弱い。
そんな少女に全てを押し付けていたことに胸が痛くなる。
敵だと警戒されがちの男には出来ることも限られていたが、それでも今この時だけは。
「ゆっくりとおやすみ、また少しづつ歩き出したらいいよ。」
もうこんな涙を流さなくてもいい日が来ますように。
そんな事を考えながら目元に優しくキスをした。
そして小さな体を抱えて昔妹たちに歌ってやった原神 ウェンティ コスプレ衣装子守唄を小さく歌いながら蛍たちが泊まっているであろう宿へと向かう。