:とまぁ、µ’sの面白い話も聞けたし…。
希:今度はこっちの番や!果林ちゃんの恥ずかしい秘密…聞かせてもらうで…!
絵里:逃がさないわよ…。私達が受けた辱め…。貴方にも味わってもらうわ…。
果林:え?ちょっとお2人…目が本気なんだけど…エマ!助けて!!
エマ:ちょーっとやりすぎたかなぁ…。まぁまぁ、果林ちゃんの面白い話なら私いくつかあるよ?
果林:エマ!?
穂乃果:聞きたい聞きたい!!
エマ:えーっとねぇ…ある日こんな事あったなぁ…。
…
エマ:果林ちゃん。起きて。朝だよ?
果林:ん~…!
エマ:ほら、起きて。朝ごはん食べよ?
果林:ん~…。おかあひゃん…。
エマ:私は果林ちゃんのママじゃないよ?…ほら起きて!
かな昼下がりに、1年生の3人はもれなく怪我をして任務から帰ってきた。そんな学生たちを家入が居る医務室に連れてきたのは一応担任である五条だった。この3人は1年ながらなかなかにハードな任務を課されている。それでも五条と家入が高専生だった頃に比べればマシではあるが。
家入がボロボロだった3人を反転術式で治療をすれば疲れた表情はしてるものの、幾分か元気になったようで「あの時の伏黒が居なきゃやばかった」「お前はもう少し考えろ」「あんたら突っ走りすぎなんだよ」と雑談をしていた。家入は若いなと、思いふけながらもこうして生きて帰ってきてくれるだけで有難いと思っていた。
家入が治療に使った道具を片付けていると、五条が「はい」と言って分厚い書類を渡してきた。先日の呪霊に関してのことだろう家入は予想しながら受け取る。パラパラと一通り眺めると五条から「これ来週までにお願いね」「こっちはいつでもいいや」といくつかの業務連絡をされる。無茶ぶりが多く大雑把な五条だが、昔よりはちゃんと報連相をするようになったと家入は思う。そうして5分程仕事の話をしていると五条が「あ、そういえばさ」と話を変えてきた。呪術廻戦 五条悟 鬘
「ねぇ、冨岡君」宇髄天元 コスプレ衣装
「何だ?」
「あ、ごめんなさい……炭治郎君の方なの」
「構わない」
見ての通り口数は少なくても冨岡君は普通に話す、ただし炭治郎君の方は表情を無から一切変えずに名前を呼ばれた事で私の方へと体ごと向き直る。
「ねぇ炭治郎君、診察したいから一緒に来てくれる?」
『何処も怪我はしていませんけれど?』
かなりの速さで文に文字を書きそれを見せてくるのだが中々に達筆であり読みやすい、けれど彼は両腕に包帯を巻いているし何より喉が心配だ。
「その両手は怪我をしているからじゃないの? それに声を出さないから喉に異常がないか診たいの」
『問題ありません、これは怪我をしている訳ではないですし喉も至って正常です』
「痛い事をするわけじゃないの、お願いだから診させて、ね?」
そう言うと炭治郎君は首を横に振るう~んダメだったわ、どうすればいいのかしら? せめてどうして喋らないかの理由を教えて欲しい、知らないままだと悲しい。
「冨岡弟、この際だから喋れるって事を派手に証明してやれよ。地味に億劫だってだけだろ?」
「宇随君、禰豆子 コスプレ衣装理由知ってたの?」
「おう、クナイを貰いに来た時にな……気になって聞いて見た」
(ん。呪戦 五条悟 コスプレ衣装この呪力、恵か?)
場所は変わって恵の家の近く。全身黒ずくめの格好にサングラスという、場所と時間によっては問答無用で職務質問される男がケーキ屋の箱を手に立っていた。彼の名前は五条悟という。諸事情により津美紀・恵の後見人となっている男である。同期からも後輩からもロクデナシと言われる彼だが、一応面倒を見ている子供の身を案じる程度には人の心を持っている。恵の尋常ではない大きさの呪力を感じて多少逡巡したあと、ため息をつきながら呪力の中心地へとトンだ。
五条が件の廃工場に着くと、そこはまさに阿鼻叫喚と化していた。倒れている津美紀と、それに寄りそう恵、恵を中心に広がる影とそこから生じる動物、襲われる高校生。なるほどね~とつぶやいて彼は無下限術式を展開した。やっぱり恵のポテンシャルはなかなかだなと思いながら恵の元へと向かう。どうやら恵は自分及び姉とそれ以外の人間という区別しかできていないようで、影は五条にも襲い掛かってくる。それを術式で防ぎながら恵に声をかける。
「おーい、めぐみー。聞こえてるー?五条悟だよー」
返答は無い。相変わらず、彼は五条を敵として見ているようだった。
「めぐみー、おーい。僕だよー。」呪術廻戦 伏黒恵 ウィッグ
「最近ノクチル 樋口円香 コスプレ衣装
プロデューサーが元気無い気がするんだけど、円香先輩、心当たりとかない〜?」
いつもと変わらぬはずの能天気な幼馴染みのその口振りに、だけど私は心臓を素手でぎゅっと握りしめられたような感覚に陥った。
「さあ、知らない。どうせ仕事かプライベートでミスでもやらかしたんでしょ」
いつものように素っ気無い返事を装いながらも、しかし声がやや上擦ってしまったことは、幸運にもどうやら彼女に見咎められはしなかったようだ。「そっか〜」としょぼくれたように、彼女は机の上に片腕を伸ばして、ダラリと項垂れた。
「ていうか邪魔。そこ、私の席。昼休み終わるし、いい加減戻って」
「え〜、掃除が始まるまで、まだあと十五分もあるよー」
不平と不満を溢す彼女の膨れた横っ面を眺めつつ、私はこっそり、いつの間にかじっとりと浮かんでいた額の脂汗を手の甲で拭った。
気持ち悪くなったのは果たして、気の持ちようが悪かっただけだろうか。
いいや、そうではない。
何故なら私には、彼女の言うところの『心当たり』があるのだから。