の事務所でいつものように3人でお茶をしていた。遙香は学校に行っている。
「おい、幻太郎。お前遙香のこと好きだろ?」
は?帝統は何を言っているのか。この俺が高校一年生の小娘に恋心を抱いていると言いたいのか?
「帝統はん、小生があのような小娘に恋心など抱くわk「わぁー!!!帝統も気づいちゃった感じ?!」
「乱数っ?!」
「幻太郎ったら自分で自分の気持ちわかってないよね、
人の気持ちは直ぐ気付いてからかうくせに〜」
乱数が嫌味を言うように言った。
はて、この心臓を掴まれたように歯痒く苦しく辛く、少女漫画のようにきゅんと鳴るのは恋、なのか…?
今まで少女漫画など、その手の作品も一通り目を通してきたがどれも馬鹿馬鹿しいと思うばかりだった。
しかし今思い出してみるとあの漫画の主人公達の気持ちがよくわかる。
…本当に恋、なのか…?
「小生は…恋をしているのでしょうか」
「幻太郎、自分でわからないの?」
「うわー。乱数、コイツ相当遙香のヤツに惚れ込んでるぜ」
それからポッセの恋バナ会が始まった。
朝起きてくる時にめちゃくちゃ可愛いこと。
寝癖がついた頭で小生の作った朝ごはんを”おいしいおいしい”と笑顔で頬張る姿が可愛いこと。
学校に行く時に送った駅の改札口で振り返って寂しそうに手を振る姿が可愛いこと。ヒプマイ 伊弉冉一二三 コスプレ衣装
駅まで迎えに来た小生を見つけた瞬間笑顔で小走りで来てくれることが凄く可愛いこと。
夜寝る時にに本人が気付いているのかは知らないが俺の浴衣の端をキュッと掴むのがとてもとても愛おしいこと。などなど…
気づけば沢山語ってしまった。
帝統は完全に引いている。乱数は面白そうにニコニコしている。
「小生は恋をしているのでしょうか?」
「はぁー?そこまで言っといてわかんねーのかよ?!」
「幻太郎〜なんか可愛いw」
それからあーだこーだと言われ〝恋〟ということで落ち着いた。
時刻は3時半。
「では、小生は遙香が帰ってくるので帰らせていただきます」
「え〜、遙香ちゃん終わるの4時過ぎじゃん」
「そうですが」
「もうちょっと居ればいいじゃん〜ってか、直接ここに帰ってきてもらおーよー」
「いえ、駅まで迎えに行くので」
「駅ってシブヤ?」
「いえ、イケブクロです」
「「は?」」
乱数と帝統が同時に目を点にした。
「〝は?〟って、女子高校生ですよ?襲われたりしたらどうするんですか?!」
「いやいやいやいや幻太郎、世の高校生は1人で登下校してるんだぜ?」
「幻太郎、それはちょっと過保護すぎだって〜!」
「とりあえず、今日は迎えに行くので約束をしているので。それに帰りにお茶をする約束もしているので小生はここで失礼します」
「はいはーい、またね〜」
「じゃあなー」ヒプマイ 碧棺左馬刻 コス衣装
過保護…なのか?
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