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大人になりなさい

2021-01-09 12:50:47 | ラブライブ

千歌黒澤ダイヤ ファンクション・ロック コス衣装


 


 

「10回目だよ、ため息」
ダイヤ「千歌さん……いらしてましたのね」
千歌「ずっと前からいらしてたよ。どうしたの? ペンを持ったまま、ぼーっとして」
ダイヤ「……」
千歌「悩みごと? チカで良かったら聞くよ!」
ダイヤ「……千歌さんは今年、サンタさんに何をお願いしましたか?」
千歌「サンタさん? いや〜ウチにはもう来なくなっちゃったな〜」
ダイヤ「千歌さんもですか……」
千歌「ダイヤちゃんは?」
ダイヤ「ルビィには来るらしいのですが、私には来ないらしいです」
千歌「そうなんだ〜」
ダイヤ「大人になりなさいって事ですよね。はぁ……話したら少しスッキリしました。ありがとうございます」
千歌「……どういたしまして」松浦果南 ファンクション・ロック コス衣装
ダイヤ「今日はいつもより仕事が多いので、千歌さんは先に帰って下さい。遅くなると、真っ暗になってしまいますから」
千歌「りょうか〜い……ダイヤちゃんも遅くなりすぎないようにね!」
ダイヤ「はい、ありがとうございます」
千歌「ただいま〜!」
志満「あら、おかえり千歌ちゃん」
黒澤母「こんばんは」


千歌「こんばんは〜!」
志満「ほら見て、みかんいっぱい貰っちゃった」
千歌「わぁ! こんなに!」
黒澤母「親戚が送ってくれたのですが、流石に食べきれそうもないのでお裾分けです」
千歌「ありがとうございます!」小原鞠莉 ファンクション・ロック コス衣装


恋心を抱いている

2021-01-07 17:55:54 | ヒプノシスマイク

乱数ヒプマイ 波羅夷空却 コスプレ衣装


の事務所でいつものように3人でお茶をしていた。遙香は学校に行っている。
「おい、幻太郎。お前遙香のこと好きだろ?」
は?帝統は何を言っているのか。この俺が高校一年生の小娘に恋心を抱いていると言いたいのか?
「帝統はん、小生があのような小娘に恋心など抱くわk「わぁー!!!帝統も気づいちゃった感じ?!」
「乱数っ?!」
「幻太郎ったら自分で自分の気持ちわかってないよね、
人の気持ちは直ぐ気付いてからかうくせに〜」
乱数が嫌味を言うように言った。
はて、この心臓を掴まれたように歯痒く苦しく辛く、少女漫画のようにきゅんと鳴るのは恋、なのか…?
今まで少女漫画など、その手の作品も一通り目を通してきたがどれも馬鹿馬鹿しいと思うばかりだった。
しかし今思い出してみるとあの漫画の主人公達の気持ちがよくわかる。
…本当に恋、なのか…?
「小生は…恋をしているのでしょうか」
「幻太郎、自分でわからないの?」
「うわー。乱数、コイツ相当遙香のヤツに惚れ込んでるぜ」
それからポッセの恋バナ会が始まった。
朝起きてくる時にめちゃくちゃ可愛いこと。
寝癖がついた頭で小生の作った朝ごはんを”おいしいおいしい”と笑顔で頬張る姿が可愛いこと。
学校に行く時に送った駅の改札口で振り返って寂しそうに手を振る姿が可愛いこと。ヒプマイ 伊弉冉一二三 コスプレ衣装
駅まで迎えに来た小生を見つけた瞬間笑顔で小走りで来てくれることが凄く可愛いこと。
夜寝る時にに本人が気付いているのかは知らないが俺の浴衣の端をキュッと掴むのがとてもとても愛おしいこと。などなど…
気づけば沢山語ってしまった。
帝統は完全に引いている。乱数は面白そうにニコニコしている。
「小生は恋をしているのでしょうか?」
「はぁー?そこまで言っといてわかんねーのかよ?!」
「幻太郎〜なんか可愛いw」
それからあーだこーだと言われ〝恋〟ということで落ち着いた。
時刻は3時半。
「では、小生は遙香が帰ってくるので帰らせていただきます」
「え〜、遙香ちゃん終わるの4時過ぎじゃん」
「そうですが」
「もうちょっと居ればいいじゃん〜ってか、直接ここに帰ってきてもらおーよー」
「いえ、駅まで迎えに行くので」
「駅ってシブヤ?」
「いえ、イケブクロです」
「「は?」」
乱数と帝統が同時に目を点にした。
「〝は?〟って、女子高校生ですよ?襲われたりしたらどうするんですか?!」
「いやいやいやいや幻太郎、世の高校生は1人で登下校してるんだぜ?」
「幻太郎、それはちょっと過保護すぎだって〜!」
「とりあえず、今日は迎えに行くので約束をしているので。それに帰りにお茶をする約束もしているので小生はここで失礼します」
「はいはーい、またね〜」
「じゃあなー」ヒプマイ 碧棺左馬刻 コス衣装
過保護…なのか?


 

 


善子さんの嫌いな食べ物

2021-01-07 10:59:48 | ラブライブ

ダイヤユニティ 国木田花丸 コスプレ衣装「あの声は千歌さん……ですわよね?」
善子「あぁ……こっちに来る……」
ダイヤ「……善子さん、あちらの机の下へ」
善子「へ?」
ダイヤ「いいから早く!」
善子「は、はい!」
千歌「失礼しまーす。ダイヤさん居ますか?」
ダイヤ「千歌さん、どうしかましたか?」
千歌「今、善子ちゃんを探してるんですけど、生徒会室から善子ちゃんの声が聞こえた気がして」
ダイヤ「善子さんなら、こちらには来ていませんが」
千歌「あれ?そうですか……」AZALEA 黒澤ダイヤ コスプレ衣装


 


 

ダイヤ「千歌さんは、なぜ善子さんを探しているのですか?」
千歌「差し入れでみかんのお菓子をもらたんですけど、善子ちゃん全然食べないから、善子ちゃんもどうぞって勧めたんですけど」
ダイヤ「そしたら、善子さんが逃げだしたと」
千歌「はい。あのお菓子おいしのに、なんで逃げたりしたんだろ?」
ダイヤ「そういうことでしたか」
千歌「え?」
ダイヤ「千歌さん。善子さんの嫌いな食べ物は覚えていませんか?」
千歌「善子ちゃんの嫌いな食べ物……あっ!」
ダイヤ「思い出しましたか?」ユニティ 黒澤ダイヤ コス衣装
千歌「そうだった、すっかり忘れてた……善子ちゃんに悪いことしちゃったな……」
ダイヤ「善子さんのことです。千歌さんに気を使い、いらないとは言えなかったのでしょう」


料理が運ばれてきた。

2021-01-06 12:50:06 | VTuber

 



「いやぁ (かなえ) コスプレ衣装
、そんなのありえないでしょぉ」
不破はハハハといつもの乾いた笑いをしながら三枝の話に答える。
「だってみたんだもん!」
三枝は口を3の字にして、眉間にしわを寄せる。
「まさかね、ドッペルゲンガーじゃあるまいし」
黛は向かい側の席で「明那の勘違いじゃない?」「違うもん!」と兄弟げんかのような口論をする2人を見ていた。口元にはうっすらと笑みが浮かべられていた。

合流する前は、不破くんと一緒に行動していたから、明那の言っていたもう1人不破くんがいるってことは現実的にはあり得ない。
相当不破くんに似ている人か、明那の見間違いなのだろう。
まあ、ドッペルゲンガーが存在するならそれはそれで興味があるけど。
と、黛はお冷で出されたグラスのコップに伝う結露を指でなぞった。

暫くすると、頼んでいた料理が運ばれてきた。
ザクザクとした硬めな衣に包まれた唐揚げと明太子入りのポテトサラダ、日本酒に会うような焼き魚、大きめな串に刺された焼き鳥などハイカロリーな料理が並んでいく。
「今日は飲むぞー!!!」
と三枝は大きなジョッキを片手に満面の笑みを浮かべている。
3人とも急ぐような仕事はしばらくない。今日は久しぶりの飲み会だ。
残りの2人はそれを見てグラスを手に取り、カンパイッとお互いの淵を合わせた。
ガラス同士がぶつかる高い音を合図に、3人の飲み会は幕を開けた。

 ☆   ☆   ☆

夜は深まり、深夜に突入し始めたころ。
皿の上に盛られた料理は少なくなり、残り僅かとなった。誰かのグラスの中の氷がカラリと音を立てる。
テーブルの上には中身が飲み干されたグラスいくつも置いてあった。
三枝は相当酒を飲み、顔を赤くしてゆらゆらと気持ちよさそうに体を左右に動かし、何もない壁に笑顔を向けている。黛は少しばかり顔が赤くなっているが、酔っているようなそぶりはみられない。不破は酒を一滴も飲んでいないため、もぐもぐと残りの料理を咀嚼している。

そんな中、不破は先ほどの話を持ち掛けた。
「明那の言ってたもう1人の俺って、結局どこに行ったの?」
「んぇ?」
三枝は体を横にゆらりゆらりと揺らしながらフクロウのようにグルリと不破の方へ向き、倒れこむように不破の肩にべたっとくっついた。「酒くさ」「ソーシャルディスタンス」と不破は笑いながらつぶやく。
「俺らと逆方向だったからねぇ、駅の方じゃない?えきぃ」
呂律の回らない舌足らずな状態で、にやにやと表情筋を緩ませながら答える。そんな三枝に「そっかぁ」と1つ返事で答えて、自分のグラスの氷で薄くなったジンジャーエールを飲んだ。

そんな不破の様子を見て、黛は話しかける。
「まさか探しに行くの?」
「いやぁ、まさかまさかそんなわけ」
ないじゃないですかぁ
そう言った不破の顔は困り眉をした笑顔を浮かべていた。いつもと変わらないその顔を見て黛は頬を緩ませて
「冗談だよ」
と呟き、残った唐揚げにレモンを絞った。
店内に流れているBGMが一瞬だけ大きく聞こえた。三枝明那 コスプレ衣装

「ドッペルゲンガーって存在はかなり昔からあったみたいだね」
そういえば、と黛は先ほどの話の続きをする。
不破は「へぇ」と寝転んでしまった三枝に自身の上着を被せながら答える。
三枝は気持ちよさそうにむにゃむにゃと何かをつぶやいている。
「禁忌を犯した修道士の話とかがいい例だよね、400年以上前の本」
どんなタイトルかわすれちゃったけど、と黛は唐揚げを頬張る。
もう冷めて元々硬めの衣がさらに硬くなってしまったが、それでもなお高いパフォーマンスを保つ唐揚げは満足するには十分の味だった。
「俺その話知ってるかも」
不破は黛の方を向く。妙にその瞬間だけゆっくりと時間が流れたようだった。

「人に勧められた酒はむやみやたらに飲むなって話でしょ?」
その時の表情をうまく例えられるような表現は無いと黛は思った。
どこか儚げで、消えてしまいそうな雰囲気と芯の通った声色が余計にそうさせているのかもしれない。ただ、黛がいつも見るコロコロと変わる不破の表情の中にその顔は入っていなくて、瞳の中にあるネオンカラーのハイライトがいつもよりはっきりと輝いて見えた。

「ふわっちも飲もうぜぇ!」
黛が不破の会話に返事をしようとしたとき、先ほどまで寝転んでいた三枝が起き上がり、不破の肩へ再びしがみついた。
「ぇえ!俺の肝臓死んじまうよ!」
「いいじゃんっ!ちょっとだけ!ちょっとだけだから!飲めるようになったんでしょ?」
「ハハハ、じゃあちょっとだけな」
「やったぁ!おねえさぁーん!!!注文良いですかぁ!」
目の前で繰り広げられる会話を聞きながら黛はその様子を眺めていた。
先ほどの見たことのない不破はもういなくて、いつもの不破に戻っていた。
カラン、とまた誰かのグラスの氷が音を立てる。潤羽るしあ コスプレ衣装
アルコールの匂いが漂う生暖かいこの空間で、黛の頭が妙に冴えていくような、冷えていくようなそんな感じがした。