少し休憩プロセカ 制服 コスプレ衣装
しようと公園に入り、ベンチに座る。ここには色々な物がある。昔は飲み込まれそうなくらい大きく感じた遊具、同じような形で並ぶ家、図鑑で見るままの姿では捉えられない木星らしき光。それなのに何もないあのセカイより一人ぼっちだ。子どもの頃、ジャングルジムの一番上まで登ろうとしたら中から出られなくなって泣いたことがあったのをふと思い出す。抜け出す方法なんてごく簡単なものなのに、その時はもうパニックになってしまって一生ここに閉じ込められてしまうのだと本気で思った。その時助けてくれたのは誰だっけ。
夜はとても静かだ。あと暗くて、少し怖い。でもきっと夜が怖いんじゃなくて、自分が一人ぼっちだと知るのが怖いんだ。でもそれが、今の私にはお似合いな気がした。だから自分で自分を黒に置いて行く。自分の居場所をそうやって教え込む。ReadySteady 鏡音レン コスプレ衣装
セカイに行けば、ミクやリンがそばに居てくれる。他の三人と会っても。奏はぽつりぽつりとたまに話すくらいだし、瑞希はすぐからかってくるし、まふゆは何も話さない。それでも側に居てくれる。あのセカイやニーゴの存在につい安心してしまう。それが今日の私には駄目な気がした。理由は分からないけれど、今日はきっとそんな日。奏は私の絵を見つけてくれたし瑞希もまふゆだって私の絵を見てくれる。私の絵を認めてくれる。私の、才能のない絵を。当たり前に皆は私とは違う。抱えるものも、...持っているものも。
黒の中にぐにゃぐにゃとした線が歪な人の形を造り出す。等身のバランスも悪く左右非対称、真っ直ぐ立ててもいない。それが真っ直ぐ私を見つめる。これが私を象られたものなら、本当につまらない。だけどこれが私なんだと分かってしまう。誰よりも分かっている。私には何もない、つまらない人間。だから私には絵しかないと縋り付いて、何とか私の形を保とうとしている。絵すらなかったら、絵すらないと認めてしまったら私は、本当に空っぽになってしまう。そんなの嫌だ。皆が認めてくれると知っても、やっぱり怖いままだ。それを分かっていて戻ってきたのに、すぐにこの足はがたがたと震えてしまうな...。プロセカ 朝比奈まふゆ コス衣装