ねこのひたい

ねこのひたいのような庭と、趣味の読書と,
おとぼけな日々のことをいろいろ書きたいです。

新しい仕事、その後

2021年10月16日 | 子どもの観察

週2の新しい仕事を始めて2か月半が経とうとしています。

最初は研修があったりしたので

スケジュール調整が大変でした。

 

そして新しい環境になかなか慣れないのも問題です。

年齢的な問題もあると思います。

何より、業務形態が今まで経験したことのスタイルってことも大きいです。

 

肝心の仕事ですが、たとえ話で説明します。

ある地方の領主が

「うちの領地は風光明媚なんだけど、科学が遅れている…」

ということで各村々に技師を派遣しました。

 

しかし、村によって遅れている村、そうでもない村、

すごく進んでいる村があったんです。

 

とある村の村長は、圧倒的な知識と経験で

小さな村ながら科学技術を発達させていました。

村長に影響された若い村人も

かなりのスキルを身に着けていました。

 

そこへ技師。

どこの馬の骨ともわからない技師。

わかることと言ったら

知識は村長の足元にも及ばないと言うことでした。

 

そんな訳で、誰もが技師に話しかけません。

人間的にも優れた村長は技師に仕事を与えたのですが

技師にとっては想定外の仕事ばかりで

人知れず涙を流す日々でした。

 

それでも村長に直接話しかけられない少数の村人が

技師を頼ってくれるようになりました。

そうした依頼の大半は、あまり科学技術に明るくないため

村長の言うことが理解できない、という種類のものでした。

村人の困りごとを聞いた技師は、村長にそのことを報告し

村長の見解を村人にもわかりやすく説明する。

村人のためにできることは、そんなことだけでした。

 

一方で、その技師は他の村にも行っていました。

そこの村長もなかなかの知識だけれど

わからないことも時々あるため、

技師に気軽に質問をしてきます。

その姿を見て、村人も気軽に質問をしてきます。

それらは技師の知識で解決できる困りごとばかりでした。

この村では技師は幸せでした。

困りごとが解決した村人の笑顔を見るのも

技師にとってはやりがいの一つでした。

 

そして時々、領主の使いの者が技師の働きぶりを見に来ます。

優秀な村長については使いの者も舌を巻いていましたが

この村においても、もう一つの村と同じく村人の力になるようにと

いくつかのアドバイスを残していきました。

 

技師は村長にその提案をしてみたのですが

「それは必要ないですね」

と一蹴されました。

そして思いました。

自分自身がこの村に不要な存在ではないのかと。

 

たとえ話はここまでです。

とにかく、ひとつの派遣先が特殊すぎて困っています。

困っている人を助けるタイプの仕事なのに

優秀な人が多くて、私の仕事はほとんどないんです。

 

しかもここ、私の前に派遣予定だった一人が

容姿に難癖をつけられて私にお鉢が回ってきたと言うのです。

それもあって「あ~あそこは特殊だから」と

皆に認識されているところなんです。

 

派遣元の人からすると

「年の甲でなんとかして」

みたいな感じなのかも。

 

年はとっていますが

中身がそこまで老成していないので

なんともならない状況に陥っています。

 

と、言う話を夫にしたら

容姿で難癖付けられるよう金髪とかにしたら?

とアドバイスをしてくれました。

そっか、難癖付けられたら交代してもらえるかも。

 

それかさ、暇をアピールするために

机に座って鼻でも掘って、

働きが悪いって難癖付けてもらったら?

 

素敵なアドバイスありがとう。

でも、どちらもやってみたいけど

小心者過ぎてできません…

 

仕事に行ってもそんなに仕事はなく

上の人(派遣元の人)からはもっと積極性を持ってと言われ

でも派遣先の人は圧倒的な技術を有していて、私の知識なんて必要なく

そんな中、ちょっぴりの困っている人がいるけど

圧倒的な技術の人の手前、有効な手助けができない、

と言ったところです。

 

その一方で、やめることしか考えていなかった本業は

緊急事態宣言が終わったところ

新規の問い合わせ、休んでいた人の復活など重なり

しかも9月でやめる予定の人も、もう少し頑張るとなって

なんだ、なんだ、なんだ~の状態です。

 

もっとも、やめることに備えて

HPなどに「新規募集停止」のお知らせとか

新規のお問い合わせにお断り入れるとか

工夫すれば回避できた事態なんだけど

そういうことをしっかりできないので

今の謎な状況に陥ってる

(過去にもよく謎な状況になっていた…)

ってわけです。

 

これは多分、自業自得、って言うんでしょうね。

そして、頻繁に困っている人生は

私の性格に由来するんでしょうね。

ふぅ…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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2 コメント

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Unknown (ぽぽんがぽんきち)
2021-10-18 15:43:58
それじゃあもう、新しいお仕事の方は、
座っているのもお仕事
と割り切ってみたら?
(私の仕事も半分そんな感じ)

本業の方は、世の中が明るくなってきたことを象徴するかのようなお話だけど・・・
物事、あんまり思うようには行かないものだね。
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Unknown (chabonosuke)
2021-10-19 21:29:38
この話を書いて少しして、派遣元の研修会があったんだよ。
そこでヒアリングが行われて、やはり特殊であると言うことになって
来月にも派遣元と派遣先とで話し合いの場を設けるってなったんだけど…
どうなることか。

ちなみに今週からは「シールを貼る(大量)」という
お仕事をいただけることになって
一時的にだけど暇は解消です。

そして研修で知ったんだけど、他の人(違う職場)も仕事がない悩みを抱えていて
机に座って意識を飛ばす訓練をしているとか話してました。
そんな悩みとは無縁の人もいるんだけどね。

本業はね、なんだろうね。
世の中ここまで緊急事態宣言に左右されてたんだね。
まあ、忙しいのも少しの間かな。
冬になればまた暇になるから、稼げるうちに稼ごうって思ってます。
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