今まで、世の中にそういうものがあることを知っていましたが
貧乏な我が家には無縁だと思っていました。
しかし、
高齢化の進む昨今、有料老人ホームもお手軽なところも増えていました。
(高額な一時金とかいらないタイプ)
近くにも、こんなにいろいろとあるんだ、とびっくりしました。
その中で、費用がわりと手軽で
医療面で父に合ってるところを2軒、目星を付けました。
一軒目は、父が入院している病院のすぐそばにありました。
今までの経過、父の病状、転院予定の病院への不信感を語ったところ
「今ちょうど一室空きがあります。
すぐ手続きしてくれれば、転院しなくても入所できますよ」
と提案されました。
前回の記事で
足のリハビリを優先するか、
頭のリハビリを優先するか、
それを決めなくてはならない、と書いたのですが
ここの相談員さんの答えは
「足がよくなって、認知症がひどくなって徘徊するとか大変です。
車いすでも、生き生きとした毎日は送れます」
ということでした。
何を優先するか、は夫や弟とも話しあってはいました。
夫は、転院予定の病院だと、認知症に進展しかねない
との見解でした。
弟は、足のリハビリを強化して歩けるようになって欲しい
というのが当初の意見でしたが
果たして、リハビリをすれば歩けるようになるのか…
この体調でリハビリをして、どこまで回復するのか…
そこで意見が止まってしまっていました。
そして何より私は
「あの病院に転院するのは、
遠いし、寒いし、医師は信頼できないし
できたら避けたい」
と言う考えでいっぱいでした。
「何を優先するか」の答えははっきりとは出ていませんでしたが
少なくとも私にとっては、この提案は
「渡りに船」と言う感じでした。
そこから…
相談員さんが、入院中の病院のケースワーカーさんに連絡
父の状態の確認のため病院へ出向き
医師の診断書の作成をお願いしてくれました。
この迅速な対応や父の今後についての見解など
有料老人ホームの営業的なことなんだろうな、
と感じましたが、そこは深く考えないことにしました。
私も入院中の病院のケースワーカーさんに連絡をし
お手数をかけることのお詫び、
転院予定の病院への断りのタイミングなど
話しました。
ケースワーカーさんからは
「よく〇〇(有料老人ホーム)が空いてましたね…
空き状況を聞くと、たいてい空いてないんですよ。
タイミングがよかったとしか言いようがありませんね」
言われました。
そして、元々決まっていたの転院予定日に、
その有料老人ホームへ移ることが実現しました。
転院予定の病院へは
「面接時の医師の対応に、大変ショックを受けた。
そのため、転院を見合わせることにした。」
と正直に話しました。
有料老人ホームへ見学の日から転院予定日までは
たった4日しかありませんでした。
「入院期間をできるだけ短く」で始めた施設巡りでしたが
「入院をすっ飛ばす」ことができるとは…
自分でもとても驚きました。
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