自治会活動について思うこと

先日、岩手県に復興支援に行っていた知人より

現地の状況を聞く機会がありました。

一番驚いたことはその自治体には自治会がないことだったそう。

 

うちの近所だと「組」って言うんだけど、組がないから

自治体→区→組という伝達経路がないそう。

だから、不明者の数もなかなか正確な情報がわからないらしいです。

もちろん支援物資の情報もなかなか全員には伝わらないんだって。

 

うちの近所は近所付き合いこそ低調なものの、

自治会としてはかなりしっかりとやってくれている方々がいて、

災害の時も心強い感じがしてます。

 

て、ことは・・・今東海地震が来たら、

うちの夫は伝達経路の重要人物になるってことだね。

うちの組の人、ちょっと心配かも・・・

 

そんな夫の組長活動は、新年度スタートしたばかりと言うこともあり、

なかなか忙しそうで、端で見てると愉快です。

引越しや「諸事情」で組を抜けちゃった人もいるので、

その事務連絡とかね。

 

ただ、何か配布物があるたび、夫は

「大学受験で来年は組長を引き受けたくない」

と言った人のことを思い浮かべてます。

最近、区の懇親会に出席して、その件を区長さんにちくったそう。

区長さんは

「そんなのは理由になんない」

と言ってたんだとか。

 

でも、一緒に参加したそのうちのご主人にはその話はできなかったようで、

ちょっぴり小心者のところが出てしまってます。

 

そして更に夫から追加情報が・・・

「受験で組長を受けられない」と言われたとき、夫は

「うちも同じ学年の子がいるので、本当だったら受験の年に

組長でした。それでも引き受けるつもりでした。」

と言い返したんだって・・・

きっと相手の人には

「むしむしちゃんとうちの子では、目指す大学が違うのよ」

と思われたんじゃないの？と夫に忠告（？）しておきました（笑）

 

来年の１月には、次の年の組長人事があるはず。

その時までに旦那さんに、確認できるといいね。

夫、頑張れ！！

 

話は変わって・・・

今度の震災を受けて、うちの区では大災害時に、

「ここの家は避難住みです」

「この家は確認済みです」

と表示するカードを導入しました。

安否確認を効率化するためだそうです。

一枚一枚パウチしてあって、ご苦労がしのばれます。

と、同時に「不明者を探す気満々」な防災委員の心意気を感じます。

 

こんなふうなあふれるボランティア精神を見ると、

微力ですが夫が地域の活動をしていることをうれしく思うし、

私事を優先するのはどうかと思うし、

自治会があってよかったよとも思います。

 

来るのは困るけど、東海地震の際の、

防災委員さんたちの取り組みの成果を確認したい気さえしてきました・・・