手刻みと自然素材で造る大工さんのブログ…

大工さんの作業場、現場の様子
日常の出来事、
気の向くままに…

金輪継ぎ(継ぎ手)

2016-10-18 20:13:54 | 日報

材料を長手方向に繋いでいくことを継手、

材料をT字、L字に繋ぐことを仕口。

画像は数ある継手の中の一つ「金輪継ぎ」です。

ボルト、釘などの金物を使わず、二本の材料が一本になります。

継ぎ手は材料をつなげて一本の材料になりますが、

金輪継ぎは「まるで一本の木のようになる継手(文字で表現するのは難しい)」です

二本の材料に墨付けをします。

それを刻みます。

繋ぎます。

つないで一本の材料(梁)となった材料の片方を持ち上げます。

材料(梁)はつないだところで「ボキっ」と折れることなくまるで一本の材料を

持ち上げているかのようになりました。

材料(梁)の上に乗ってる棒のようなもの‘大栓(だいせん)’これを打ちこんであるだけです。

他の継手、たとえば「鎌継ぎ」でつないだ場合このように持ち上げるとつないだ箇所で折れます。

なので、継手はつなぐ位置によってどの継手にするのかを考えて墨付けをしなければなりません。 

この継ぎ手は家の骨組み(構造)のどの部分に使ってあるかは…建て方のときのお楽しみ。

因みにこの「金輪継ぎ」などはプレカットではできなく、我々のような「手刻み」をやってる大工にしかできない技です。

耐震、耐震…と頻繁?に言われてますが、ただガチガチに固めてしまうだけが耐震ではないと思います。

このような大工の技でしかできない継手、仕口を使って骨組みを組み上げ、揺れても倒れない家を造ることも

大事だと思います。

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刻み・塗装

2016-10-17 21:14:06 | 日報

建て方にむけての刻み作業をやってます。

外部で木があらわしになる部分は刻んだ時に塗装します。

建て方が終わってからももう一度塗ります。

休憩になるとネコもやって来て大工さんのヒザにのって休みます

 

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休憩所のストーブ

2016-10-15 22:20:21 | ひとりごと

朝は寒さを感じるようになりました。

…ということで、作業場の休憩所、朝はまきストーブを焚くようになりました

今週のはじめに、ストーブを掃除して耐熱塗料を塗って

メンテナンスをしなければ、なんて話をしてましたが…。

因みに、ストーブを焚いたのは午前7時です

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丸太梁の墨付け刻み

2016-10-13 22:22:41 | 日報

2階の丸太梁です。

その墨付け刻みをはじめたとこです。

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過去の画像ですが…

2016-10-12 21:29:14 | ひとりごと

とある営業のかたに…

「あの画像はどうやって撮ったのですか?…」

と、あまりにも質問がかわいい?と感じたので、書きます。

過去のブログにも掲載したにですが富士山頂で撮影した画像をみての

質問でした。

わたしの背景に雲があるのが不思議だったらしい…

合成写真しにしてはきれいすぎる、不自然なところがない、と。

富士山頂で撮ったことを明かすと納得した。

それが富士山頂であることを知らなければ不思議な写真かもしれない。

そういわれるとますますこの画像が気に入ってきました…自己満足ですが。

でも、富士山頂からみるあの風景はそこに登った人しかわからず、他では絶対見ることの

できない景色です。

いずれもう一度登りたいですね。

富士山頂からみた地上です

富士山頂で迎えた日の出です。

 

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