土曜日は、劇団新感線の「蛮幽鬼」を観てきました~!
今まで新感線はゲキシネなどで観る機会はあったのですが、生の新感線は実は初めて。
行きたいと思ってもいつもチケットが取れなくて悔しい思いをしていたのですが、今回は「蛮幽鬼」に私の大好きな役者さんが勢揃いするので、思い切ってFCに入会しちゃいました!
FCで取ったお席はS席にしては後方で、ちょっとえぇ~!って感じでしたけど、初の新感線、初のいのうえ歌舞伎を十分堪能でき、とっても楽しかったです。
会場は新橋演舞場ですから、ツケ打ちの音や、回り舞台、セリやスッポン、花道、歌舞伎ならではの舞台効果を上手く活用しているのも良かったです。
物語は陰謀渦巻く架空の古代国家を舞台に、デュマ作の『モンテ・クリスト伯』に代表されるような復讐譚をモチーフにして、繰り返される過ちへと導かれる人間の業を深く抉りだし問いかける人間ドラマです。
テーマが固いし、古代の話なので難しかったらどうしよう、なんて思ってましたが、そんなことは全くなく、新感線らしい壮大でスピード感があって、笑いあり涙あり、歌ありのエンターテイメント作品でした。
あとなんとなくなのですが、キャラクターが役者さん1人1人に合っていて、当て書きしたのかな?って思う位ぴったりはまっていたので、すごく感情移入がしやすかったです。
主演は上川隆也さん、キャラメルボックス時代の「風を継ぐ者」を観て以来のファンでして、舞台上での存在感と言い、華麗な殺陣といい、太くて良く通る声と言い、本当に素晴しい舞台役者さんだと思います。
今回は復讐の鬼の役で、メイクも老け気味でしたが、憎しみをたたえた眼光は鋭くギラギラしていて、すごい迫力。
殺陣は文句なしにかっこいいし、他を圧倒する存在感はさすが座長。
どんな格好でもやっぱり素敵でした。
そして堺雅人さん。
劇団新感線初めてとのことでしたけど、しっかりと劇団の雰囲気に馴染んでいるようでした。
暗殺のプロという恐ろしいサジという男なのですが、殺す時でも笑顔を絶やさないという、ある意味堺さんのためにあるような役どころ。
だからこそ、ふっと真顔になった瞬間がめちゃめちゃ怖くて、ギャップが印象的でした。
暗殺のプロと言うだけあって、殺陣のシーンは一番多かったと思うのですが、さらさらロングヘアーをたなびかせながら、バッサバッサと切り殺していく華麗な身のこなし、殺陣の技術は、本格的な殺陣が初めてには全く思えませんでした。
たぶん相当練習はしたんでしょうけど、あんなに激しい動きを息を切らすことなくこなすというのは本当に凄いって思いました。
ほんわか癒し系の堺さんも好きだけど、こういうシャープな役もかなり好みです。
いやー素敵でした。
ヒロインは稲森いずみさん。
ドラマ「アイシテル」の演技に相当泣かされ、最近好きになってきた女優さんです。
美人で大人しいお嬢様役で終わるのかな~なんて思ってたら、ところがどっこい、国の王となり、たくましく生き抜くという、このお芝居の核となる役どころで、凛とした雰囲気が稲森さんにぴったりで、舞台もなかなかいいなぁって思いました。
早乙女太一くんも新感線初参加。
最初のシーンは隠密として、女形で登場し、艶やかな舞で会場を沸かせます。
本当に綺麗で男の子だって言われなきゃ全然分かりません。
彼は美しい女形で一気に注目を集めましたが、立役での立ち回りがとってもかっこいいんです。
彼の演じるトウイもまたサジと同じく暗殺のプロの一族で、堺さん同様激しい立ち回りがあるのですが、彼の立ち回りはさすが大衆演劇で鍛えただけあって、他の人とは格が全然違っていました。
まるでダンスを踊っているかのように軽やかで美しく、惚れぼれと魅入ってしまいました。
新感線お馴染みの橋本じゅんさん、高田聖子さん、粟根まことさん、山内圭哉さんら実力派俳優が脇を固めます。
皆さんコミカルなお芝居もとても上手なので、出てくるとパッと舞台が明るくなります。
こういう方たちがいるからこそ、シリアスな場面がより引き立つのだと感じました。
橋本じゅんさんはいきなりコール&レスポンスをしだしたのにはびっくりしたけど、これで観客の心をグッとつかんじゃってたし、新感線の舞台を観る際のお楽しみの一つでもあるのかもしれません。
舞台セットもかなり手が込んでいたし、中国と韓国の宮廷衣装を足したような豪華な衣装もとっても綺麗、スクリーンも上手く利用していたし、なにからなにまで楽しめました。
演舞場でもらったチラシの中に来年3,4月の「薔薇とサムライ」の予告がありました。
新感線30周年記念興行で、古田新太と天海祐希が主演です。
こちらも是非観に行きたいと思います!
↓これは蛮幽像だそうです、こわい~。
お芝居のあと、前から気になっていた歌舞伎座近くにある喫茶店へ。
ネルドリップした美味しいコーヒーが飲めるお店なんですけど、食事もスイーツもどれも美味しいと評判のお店です。
コーヒーが飲めない私は紅茶にしましたが、お友達のを一口飲ませてもらったらとっても飲みやすくて、コーヒー苦手な私でも飲めるかも?って思いました。
パスタは2種類あり私が選んだのはミニトマトと生ハムの冷製パスタ。
分厚くて美味しい生ハムが沢山乗ってます。酸味がほどよく効いたバジルソースがもう絶品!
今まで食べた冷製パスタの中でも一番美味しいかもって位めっちゃ美味しかったです。
写真の後ろは友達のコーヒーとモンブラン。
器類は全てウェッジウッドで統一されてて素敵!
食後の紅茶と苺のショートケーキ!
スポンジも生クリームもふわっふわ!!
お味も上品で、美味しすぎて食べるのもったいなくてチビチビ食べちゃいました。
お店の雰囲気も落ち着いててとってもいいし、お店の方もとっても感じが良くて、一気にこのお店のファンになってしまいました。
もう一種類のパスタも食べたいし、残りのケーキ、ハニートースト、クロックムッシュ・・・もう食べたいものだらけ(笑)
こうやって日記を書いてる今も、想像しただけで幸せな気分になっちゃいます。
どんだけ食いしん坊なんだって感じですね。
喫茶店を出た後は銀座に行ったら必ずと言っていいほど立ち寄るアンティークモールで色々と物色。
「らぐたいむ」さんで素敵な帯締め2本と半衿をゲットしてホクホクでした。
楽しい芝居に、美味しい食事、いい買い物、土曜日は私に取って完璧な一日でした。
あぁなんて幸せ
<蛮幽鬼> 新橋演舞場
平成21年9月30日(水)~10月27日(火)
★キャスト&スタッフ
作:中島かずき
演出:いのうえひでのり
上川 隆也
稲森いずみ
早乙女太一
橋本じゅん
高田 聖子
粟根まこと
山内 圭哉
山本 亨
千葉 哲也
堺 雅人
今まで新感線はゲキシネなどで観る機会はあったのですが、生の新感線は実は初めて。
行きたいと思ってもいつもチケットが取れなくて悔しい思いをしていたのですが、今回は「蛮幽鬼」に私の大好きな役者さんが勢揃いするので、思い切ってFCに入会しちゃいました!
FCで取ったお席はS席にしては後方で、ちょっとえぇ~!って感じでしたけど、初の新感線、初のいのうえ歌舞伎を十分堪能でき、とっても楽しかったです。
会場は新橋演舞場ですから、ツケ打ちの音や、回り舞台、セリやスッポン、花道、歌舞伎ならではの舞台効果を上手く活用しているのも良かったです。
物語は陰謀渦巻く架空の古代国家を舞台に、デュマ作の『モンテ・クリスト伯』に代表されるような復讐譚をモチーフにして、繰り返される過ちへと導かれる人間の業を深く抉りだし問いかける人間ドラマです。
テーマが固いし、古代の話なので難しかったらどうしよう、なんて思ってましたが、そんなことは全くなく、新感線らしい壮大でスピード感があって、笑いあり涙あり、歌ありのエンターテイメント作品でした。
あとなんとなくなのですが、キャラクターが役者さん1人1人に合っていて、当て書きしたのかな?って思う位ぴったりはまっていたので、すごく感情移入がしやすかったです。
主演は上川隆也さん、キャラメルボックス時代の「風を継ぐ者」を観て以来のファンでして、舞台上での存在感と言い、華麗な殺陣といい、太くて良く通る声と言い、本当に素晴しい舞台役者さんだと思います。
今回は復讐の鬼の役で、メイクも老け気味でしたが、憎しみをたたえた眼光は鋭くギラギラしていて、すごい迫力。
殺陣は文句なしにかっこいいし、他を圧倒する存在感はさすが座長。
どんな格好でもやっぱり素敵でした。
そして堺雅人さん。
劇団新感線初めてとのことでしたけど、しっかりと劇団の雰囲気に馴染んでいるようでした。
暗殺のプロという恐ろしいサジという男なのですが、殺す時でも笑顔を絶やさないという、ある意味堺さんのためにあるような役どころ。
だからこそ、ふっと真顔になった瞬間がめちゃめちゃ怖くて、ギャップが印象的でした。
暗殺のプロと言うだけあって、殺陣のシーンは一番多かったと思うのですが、さらさらロングヘアーをたなびかせながら、バッサバッサと切り殺していく華麗な身のこなし、殺陣の技術は、本格的な殺陣が初めてには全く思えませんでした。
たぶん相当練習はしたんでしょうけど、あんなに激しい動きを息を切らすことなくこなすというのは本当に凄いって思いました。
ほんわか癒し系の堺さんも好きだけど、こういうシャープな役もかなり好みです。
いやー素敵でした。
ヒロインは稲森いずみさん。
ドラマ「アイシテル」の演技に相当泣かされ、最近好きになってきた女優さんです。
美人で大人しいお嬢様役で終わるのかな~なんて思ってたら、ところがどっこい、国の王となり、たくましく生き抜くという、このお芝居の核となる役どころで、凛とした雰囲気が稲森さんにぴったりで、舞台もなかなかいいなぁって思いました。
早乙女太一くんも新感線初参加。
最初のシーンは隠密として、女形で登場し、艶やかな舞で会場を沸かせます。
本当に綺麗で男の子だって言われなきゃ全然分かりません。
彼は美しい女形で一気に注目を集めましたが、立役での立ち回りがとってもかっこいいんです。
彼の演じるトウイもまたサジと同じく暗殺のプロの一族で、堺さん同様激しい立ち回りがあるのですが、彼の立ち回りはさすが大衆演劇で鍛えただけあって、他の人とは格が全然違っていました。
まるでダンスを踊っているかのように軽やかで美しく、惚れぼれと魅入ってしまいました。
新感線お馴染みの橋本じゅんさん、高田聖子さん、粟根まことさん、山内圭哉さんら実力派俳優が脇を固めます。
皆さんコミカルなお芝居もとても上手なので、出てくるとパッと舞台が明るくなります。
こういう方たちがいるからこそ、シリアスな場面がより引き立つのだと感じました。
橋本じゅんさんはいきなりコール&レスポンスをしだしたのにはびっくりしたけど、これで観客の心をグッとつかんじゃってたし、新感線の舞台を観る際のお楽しみの一つでもあるのかもしれません。
舞台セットもかなり手が込んでいたし、中国と韓国の宮廷衣装を足したような豪華な衣装もとっても綺麗、スクリーンも上手く利用していたし、なにからなにまで楽しめました。
演舞場でもらったチラシの中に来年3,4月の「薔薇とサムライ」の予告がありました。
新感線30周年記念興行で、古田新太と天海祐希が主演です。
こちらも是非観に行きたいと思います!
↓これは蛮幽像だそうです、こわい~。
お芝居のあと、前から気になっていた歌舞伎座近くにある喫茶店へ。
ネルドリップした美味しいコーヒーが飲めるお店なんですけど、食事もスイーツもどれも美味しいと評判のお店です。
コーヒーが飲めない私は紅茶にしましたが、お友達のを一口飲ませてもらったらとっても飲みやすくて、コーヒー苦手な私でも飲めるかも?って思いました。
パスタは2種類あり私が選んだのはミニトマトと生ハムの冷製パスタ。
分厚くて美味しい生ハムが沢山乗ってます。酸味がほどよく効いたバジルソースがもう絶品!
今まで食べた冷製パスタの中でも一番美味しいかもって位めっちゃ美味しかったです。
写真の後ろは友達のコーヒーとモンブラン。
器類は全てウェッジウッドで統一されてて素敵!
食後の紅茶と苺のショートケーキ!
スポンジも生クリームもふわっふわ!!
お味も上品で、美味しすぎて食べるのもったいなくてチビチビ食べちゃいました。
お店の雰囲気も落ち着いててとってもいいし、お店の方もとっても感じが良くて、一気にこのお店のファンになってしまいました。
もう一種類のパスタも食べたいし、残りのケーキ、ハニートースト、クロックムッシュ・・・もう食べたいものだらけ(笑)
こうやって日記を書いてる今も、想像しただけで幸せな気分になっちゃいます。
どんだけ食いしん坊なんだって感じですね。
喫茶店を出た後は銀座に行ったら必ずと言っていいほど立ち寄るアンティークモールで色々と物色。
「らぐたいむ」さんで素敵な帯締め2本と半衿をゲットしてホクホクでした。
楽しい芝居に、美味しい食事、いい買い物、土曜日は私に取って完璧な一日でした。
あぁなんて幸せ
<蛮幽鬼> 新橋演舞場
平成21年9月30日(水)~10月27日(火)
★キャスト&スタッフ
作:中島かずき
演出:いのうえひでのり
上川 隆也
稲森いずみ
早乙女太一
橋本じゅん
高田 聖子
粟根まこと
山内 圭哉
山本 亨
千葉 哲也
堺 雅人