桂よね吉独演会＠内幸町ホール

土曜日、六義園でお花見したあと、ご贔屓にしている上方の落語家の桂よね吉さんの独演会に行ってきました。

よね吉さんはこの間の若手落語家のコンペで優勝、独演会のチケットも即日完売という大変な人気ぶりです。

まぁ実力があって、素敵だから当たり前なんですけどね♪
客席は若い女性のお着物の方が結構いらっしゃいました。

私もせっかくのよねさんの独演会だしってことで、お着物で。
コーディネートする時間がなくて適当になっちゃったのが残念。

先週と同じよろけ縞の小紋に、落語だし八寸名古屋で、と思い博多織の帯に、紫の帯揚げ、帯締め。
って帯隠れて全然見えませんね。



写真は六義園で撮ったもの。隣に写ってるおばさまは知らない方です（笑）

肌寒かったので、エチカ池袋で青い花がプリントされたストールを購入。
今年はこういった華やかなものが沢山出ていました。
意外と着物にも合うみたいで重宝しそうです。


桂よね吉独演会＠内幸町ホール

桂二乗　　普請ほめ
桂阿か枝　禁酒関所
桂よね吉　蛸芝居
桂よね吉　子別れ


二乗くん、最近遭遇率が高いです（笑）
普請ほめはよく聴くネタですが、テンポがよく結構面白かったです。

阿か枝さん、初めて拝聴しましたが、声よし、姿よしで私の好きなタイプの噺家さんだなって思いました。
禁酒関所、これ面白すぎです。
後半に行くほど面白さが込み上げて来て、展開が読めるのについ笑ってしまいました。

お待ちかねのよね吉さんは蛸芝居と子別れ。芝居物と人情物の対照的な2席でした。
蛸芝居は去年よねさんの落語を初めて聴いた時のネタで、大好きな噺の一つです。
前回よりもハメモノをふんだんに使い、派手で勢いのある蛸芝居、見ごたえたっぷりでした。

もうね、よねさん歌舞伎役者になっちゃったらどう？って位歌舞伎の振りが上手なんです。途中吉朝師匠が生前よくやっていたという知盛などがする見得もしっかり決まっていて惚れぼれしちゃいました。

子別れ、蛸芝居とはうって変わってしっとりとした親子の噺です。
よねさんの間の取り方、話す調子がまた絶妙で、途中うるっときてしまいました。
ほっこりするいいサゲで、終わってもなんだか幸せな気分でした。

それにしても何度かよね吉さんの落語を聴いてはいますが、素晴らしいと評判の「七段目」をまだ聴いたことがありません。
なのでいつか聴きたいな、って思ってます。

今夜は上野鈴本演芸場での染丸師匠の落語会に行ってきます。
上野でお花見でもして帰ってこようかしら。

来月は吉弥さん、吉坊さん、5月は初めての雀々さんの落語会に行く予定。
東京でも上方の落語が定期的に聴けるというのはありがたいことです。