先週の日曜日、西武新宿線中井駅にある、染物工房「二葉苑」さんの大染色祭という、イベントに参加してきました。
新宿の落合周辺は昔から染の街として知られ、今でも江戸更紗や江戸小紋、草木染め、手描き友禅など、多くの工房や着物業者が集まっており、江戸染色文化を守り続けています。
今回のイベントは金土日の三日間、特別に個人でも気軽に染色の体験ができるということで、私はその中の、草木染めと手挿し染め体験に参加してきました。
自分が着ている着物がどういう風に染められているのか、とても興味があったので、実際に体験をしてみてなるほど~という面が沢山あってすごく勉強になりました。
まず草木染め、こちらは2時間のコース。
シルクのスカーフにインド茜で2色に染めるという体験です。
↓行程表。反射しちゃって見にくいっ!
先生のお手本を参考にしつつ、自分でデザインを考えて染めていきます。
本来なら1日かかるという作業を2時間に凝縮してやる作業だったので、常に手を動かしていなければならず、想像以上に大変!
それでもなんとか2時間後には素敵な茜染めスカーフの完成!
色ムラや、模様の形が崩れたりしていますが、それもまたいい風合いです。
↓まずデザインを決め、染めたくない部分を、紐や輪ゴムで縛り、水に漬け媒染液に漬けよくかき混ぜます。
↓一度目の染色のあとはこんな感じ。淡い茜色。何回も染めないと濃い色は出ないそうです。
染色は90度のお湯に手を入れて(手袋してます)かき混ぜるのが大変でした。
↓茜色を残したい部分にビニール袋をかけて染まらないようにします。
↓媒染と染色の作業を繰り返します。今度は鉄成分の入った梅幸茶っぽい色に染まりました。
そして出来上がり!右から2つ目が私の作品。
重なっていて分かりにくいけど綺麗な模様が出せました!
他の方の作品もいい感じに仕上がってました!
スカーフとしても使えますが、帯揚げにぴったり!
それを考えて上下で赤と茶で染め分けたので、2通りの使い方が出来るかなって思ってます。
お次は半衿に染める手挿し染め体験。
あらかじめ糊がついた反物の上に色を付けるという作業で、色は5色のうちから選べます。私は紫の花柄の半衿を染めてみました。
↓工房の中。反物が天井につられています。
↓はけの使い方、塗り方を丁寧に指導してくださいます。
↓素早く塗らなければならないので緊張しました!
↓棚には染料が入ったビンが沢山ありました。
色を塗る作業自体は簡単で、40分ほどで終わったのですが、この後、工房の方がボイラーで蒸して、湯のしをして、乾かして完成なので、3週間後に家に届く予定です。
どんな半衿になるのかはお楽しみ!届いたらまた日記にUPします♪
その他に泥染めTシャツや、板締め染め、墨流し染め、更紗染めが体験もあって、どれも面白そうだったので、また機会があれば参加してみたいなと思いました。
泥染め。やった方が子供の頃の土遊びみたいって言ってました。
なんとも味のあるTシャツです!
墨流し染め。水に浮かんだ染料のゆらゆら模様が綺麗~
カラフルで個性的なハンカチが出来てました!
更紗染め。布に型紙をあてて、一色ずつ色を重ねていきます。
出来たのがこちらのテーブルクロス。とっても素敵!
こちらは板締め染の作品。藍色の染まり具合がとっても涼しげでした!
先日の結城紬の工房にお邪魔した時も思ったのですが、今までなにげなく羽織っている着物も、職人さんのたゆまぬ技術の賜物であり、丹精込められて作られたものだと思うと、どれも愛おしく感じますし、一層大事にしていこうと思う気持ちが強くなりました。
そして今回の染色体験をしてみて、着物は本当に奥が深い!ってことをしみじみ感じました。
まだまだ知らないことは山ほどありますが、焦ってもしょうがないので、一つ一つじっくりと理解を深めていきたいと考えています。
来週は京友禅染めの体験に行く予定です。こちらも楽しみ~♪
新宿の落合周辺は昔から染の街として知られ、今でも江戸更紗や江戸小紋、草木染め、手描き友禅など、多くの工房や着物業者が集まっており、江戸染色文化を守り続けています。
今回のイベントは金土日の三日間、特別に個人でも気軽に染色の体験ができるということで、私はその中の、草木染めと手挿し染め体験に参加してきました。
自分が着ている着物がどういう風に染められているのか、とても興味があったので、実際に体験をしてみてなるほど~という面が沢山あってすごく勉強になりました。
まず草木染め、こちらは2時間のコース。
シルクのスカーフにインド茜で2色に染めるという体験です。
↓行程表。反射しちゃって見にくいっ!
先生のお手本を参考にしつつ、自分でデザインを考えて染めていきます。
本来なら1日かかるという作業を2時間に凝縮してやる作業だったので、常に手を動かしていなければならず、想像以上に大変!
それでもなんとか2時間後には素敵な茜染めスカーフの完成!
色ムラや、模様の形が崩れたりしていますが、それもまたいい風合いです。
↓まずデザインを決め、染めたくない部分を、紐や輪ゴムで縛り、水に漬け媒染液に漬けよくかき混ぜます。
↓一度目の染色のあとはこんな感じ。淡い茜色。何回も染めないと濃い色は出ないそうです。
染色は90度のお湯に手を入れて(手袋してます)かき混ぜるのが大変でした。
↓茜色を残したい部分にビニール袋をかけて染まらないようにします。
↓媒染と染色の作業を繰り返します。今度は鉄成分の入った梅幸茶っぽい色に染まりました。
そして出来上がり!右から2つ目が私の作品。
重なっていて分かりにくいけど綺麗な模様が出せました!
他の方の作品もいい感じに仕上がってました!
スカーフとしても使えますが、帯揚げにぴったり!
それを考えて上下で赤と茶で染め分けたので、2通りの使い方が出来るかなって思ってます。
お次は半衿に染める手挿し染め体験。
あらかじめ糊がついた反物の上に色を付けるという作業で、色は5色のうちから選べます。私は紫の花柄の半衿を染めてみました。
↓工房の中。反物が天井につられています。
↓はけの使い方、塗り方を丁寧に指導してくださいます。
↓素早く塗らなければならないので緊張しました!
↓棚には染料が入ったビンが沢山ありました。
色を塗る作業自体は簡単で、40分ほどで終わったのですが、この後、工房の方がボイラーで蒸して、湯のしをして、乾かして完成なので、3週間後に家に届く予定です。
どんな半衿になるのかはお楽しみ!届いたらまた日記にUPします♪
その他に泥染めTシャツや、板締め染め、墨流し染め、更紗染めが体験もあって、どれも面白そうだったので、また機会があれば参加してみたいなと思いました。
泥染め。やった方が子供の頃の土遊びみたいって言ってました。
なんとも味のあるTシャツです!
墨流し染め。水に浮かんだ染料のゆらゆら模様が綺麗~
カラフルで個性的なハンカチが出来てました!
更紗染め。布に型紙をあてて、一色ずつ色を重ねていきます。
出来たのがこちらのテーブルクロス。とっても素敵!
こちらは板締め染の作品。藍色の染まり具合がとっても涼しげでした!
先日の結城紬の工房にお邪魔した時も思ったのですが、今までなにげなく羽織っている着物も、職人さんのたゆまぬ技術の賜物であり、丹精込められて作られたものだと思うと、どれも愛おしく感じますし、一層大事にしていこうと思う気持ちが強くなりました。
そして今回の染色体験をしてみて、着物は本当に奥が深い!ってことをしみじみ感じました。
まだまだ知らないことは山ほどありますが、焦ってもしょうがないので、一つ一つじっくりと理解を深めていきたいと考えています。
来週は京友禅染めの体験に行く予定です。こちらも楽しみ~♪