国立劇場にて絶賛上演中の「通し狂言旭輝黄金鯱」、一昨日2回目を鑑賞してきました。

このお芝居は菊五郎さんの大凧の宙乗り、千手観音、菊ちゃんの本水を使った立ち回りなど、観客をあっと驚かせる大じかけが沢山あって、歌舞伎を観るというより、まるで遊園地に来ているような感覚が味わえる本当に楽しいお芝居です。
一昨日は座席が3等席2500円の席にもかかわらず、とちりの花道真横という素晴らしいお席だったので、役者さんが花道を通ると触れられそうな近さに、心臓バクバクになりながらもしっかりと堪能し、もう夢のようでした。
花道の見せ場は前半の松緑さんの幕外での引っ込みだったんですが、花四天とともに激しい立ち回りのあと、花道を後ろ向きで走り抜け、また戻りかがんだ状態でグルグル回転してから、大きく六法を踏んで引っ込むというものでした。
一つ一つの形も美しく決まっており、迫力満点の演技に大興奮!
今まであまり松緑さん好きではなかったんですけどね、お芝居のあと友達と「松緑かっこよかった!」って話で持ち切りでした。
あらすじは・・・
時は室町末期。尾張那古野城主の小田家と足利将軍家に父を滅ぼされた金助(菊五郎)は、小田のお家騒動を利用して天下を狙う。立ちはだかる別の盗賊・向坂甚内(尾上松緑)は、実は当主・小田春長で金助とは乳兄弟だった。
天守閣で盗んだ金鯱の口から忍びの伝書を手に入れた金助、妖術でこの金鯱を木曽川で大暴れさせるが、小田の忠臣・鳴海春吉(尾上菊之助)に格闘の末取り押さえられる、という一大スペクタクル劇。
座頭の菊五郎さんは盗賊柿木金助。
一番の見どころは3階から1階まで斜めに降りてくる大凧の宙乗り。
さすがに染様みたいにクルクル回ったりはしなかったけど、67歳のお年でやってのけるお元気さはさすがです。
名古屋城の屋根が舞台から客席にせり出す仕掛けも迫力がありました。
そのあと屋根の上にある金の鯱ほこに乗って中に浮き上がる仕掛けにもびっくり。
高さもあったので実際やったら怖いだろうな~って思いました。
金鯱観音の場では、後ろにお供を引き連れて見事な千手観音を披露。
EXILEのchoochooTRAINに合わせて踊る菊五郎さん、何度観ても笑えます。
しかもかなり曲と合ってて素晴しい!!
こういう菊五郎さんの遊び心ってほんと好きだなって思います。
この場では賽銭100両を盗み、館の娘にいいよるまぬけでコミカルな男の役も演じていて、演技の振り幅の大きさを感じました。
そして菊ちゃんは、小田家の当主小田春長後に鳴海春吉という侍の役柄。
前半はおとなしめな演技が多くて物足りない位なのですが、ラストの最大の見所本水の立ち回りは、そのシーンだけにお金払って観に来たい位、迫力満点、見ごたえ十分の立ち回りでした。
まず赤い下帯一枚だけの菊ちゃんの体のラインが素晴らしいんです!
菊ちゃんがここまで脱いでるところを観るのはなんてまず初めてだから初日は興奮して大騒ぎ。
注目すべきは菊ちゃんの美尻。丸みのある形といい、引き締まり具合と言い、綺麗すぎてびっくり!
さらに上半身は痩せているのにお尻から伸びる肉付きのいい太ももからキュッと締まる足首のラインがなんとも色っぽくて、まるで石膏を見ているかのよう・・・。(わーなんか私変態っぽい(^_^;))
そんな菊ちゃんが滝に打たれ、水に入ったり出たりを繰り返し、バッシャバッシャ客席にまで水をふりまきながら金鯱とともに暴れまくるんですが、とにかく動きが激しいので、普通の人がやったら1分も持たないだろう演技を5分以上?華麗に演じきる菊ちゃんがとにかくすごい!と思いました。
すごい上に美しい!もうね、ますます惚れ直しちゃいましたよ~!
菊ちゃんはこれからもどんどん立役やっていってほしいです。
もう時間さえあれば毎日劇場通うんですが、今月は忙しくてもう観にいけないのがほんとに悔やまれます。
その他にも時蔵さん、團蔵さん、田之助さん、権十郎さん、萬次郎さん、彦三郎さんなど菊五郎劇団のベテランメンバーが脇をガッチリ固めていますし、若手で実力をつけてきている松也くん、梅枝くん、萬太郎くん、右近くん、男虎くん、なども活躍しており、あらすじ的にも、配役的にも大充実の公演だったと思います。
内容も分かりやすいので歌舞伎を観たことのない方にもオススメです。
今月27日までやっていますし、一番安い3等席は1500円!(しかも国立はどの席も見やすい)と激安なので、興味がある方は是非観に行ってみてはいかがかな、と思います♪
そうそう、戎大夫の場で、團蔵さんが菊ちゃんをからかうところがあるんですが、どうやらアドリブのようで、初日は「そんなだからフライデーされるんだ」、11日は「そんなだから海老に先を越されるんだ」でした~(笑)
菊ちゃん、どちらも笑っちゃってました。他のバージョンがあるのかどうか気になるな~。
ランチは3階食堂にて「ビーフシチュー中華風」1000円をいただきました。

中華風って何?って思っていたら、ビーフシチュー色をした中華スープって感じでした。
でもこれが後引く美味しさ。お肉も沢山入っていて食べ応えもあって大満足でした♪
この日、休日だからもちろん着物!と思って帯結びまで行ったんです。
そしたらいつもの通りの手順なのに、なんかおかしくてやり直しても、やっぱりおかしい。
そのうち出かける時間が迫ってきてしまい、もうパニック。
仕方なく洋服で出かけたんですけど、1年以上も着物着ているのにこんなこともあるんだなぁって感じでした。
家に帰ってから結び方の復習をしたら、アッサリ出来たので、なんだったんでしょう?
着物の先生でも体調などによっても綺麗に着れる日着れない日があるというから、やっぱり着物は奥が深いし、もっと練習しなきゃいけないんだなって思いました。
「通し狂言 旭輝黄金鯱(あさひにかがやくきんのしゃちほこ)」四幕八場
~尾上菊五郎大凧宙乗りにて黄金の鯱盗り相勤め申し候~
並木五瓶=作「けいせい黄金鱐」より
尾上菊五郎=監修
国立劇場文芸課=補綴
国立劇場美術係=美術
序 幕(京)宇治茶園茶摘みの場/宇治街道の場
二幕目(尾張)那古野城内大書院の場/同 天守閣屋根上の場
三幕目(美濃)笠縫里柿木金助隠家の場
大 詰(伊勢)御師大黒戎太夫内の場
(尾張)木曽川の場/鳴海潟の場
(出演)
尾 上 菊 五 郎
中 村 時 蔵
尾 上 松 緑
尾 上 菊 之 助
坂 東 亀 三 郎
坂 東 亀 寿
尾 上 松 也
中 村 萬 太 郎
市 川 男 寅
尾 上 右 近
中 村 梅 枝
片 岡 亀 蔵
河原崎 権 十 郎
市 村 萬 次 郎
市 川 團 蔵
坂 東 彦 三 郎
澤 村 田 之 助 ほか

このお芝居は菊五郎さんの大凧の宙乗り、千手観音、菊ちゃんの本水を使った立ち回りなど、観客をあっと驚かせる大じかけが沢山あって、歌舞伎を観るというより、まるで遊園地に来ているような感覚が味わえる本当に楽しいお芝居です。
一昨日は座席が3等席2500円の席にもかかわらず、とちりの花道真横という素晴らしいお席だったので、役者さんが花道を通ると触れられそうな近さに、心臓バクバクになりながらもしっかりと堪能し、もう夢のようでした。
花道の見せ場は前半の松緑さんの幕外での引っ込みだったんですが、花四天とともに激しい立ち回りのあと、花道を後ろ向きで走り抜け、また戻りかがんだ状態でグルグル回転してから、大きく六法を踏んで引っ込むというものでした。
一つ一つの形も美しく決まっており、迫力満点の演技に大興奮!
今まであまり松緑さん好きではなかったんですけどね、お芝居のあと友達と「松緑かっこよかった!」って話で持ち切りでした。
あらすじは・・・
時は室町末期。尾張那古野城主の小田家と足利将軍家に父を滅ぼされた金助(菊五郎)は、小田のお家騒動を利用して天下を狙う。立ちはだかる別の盗賊・向坂甚内(尾上松緑)は、実は当主・小田春長で金助とは乳兄弟だった。
天守閣で盗んだ金鯱の口から忍びの伝書を手に入れた金助、妖術でこの金鯱を木曽川で大暴れさせるが、小田の忠臣・鳴海春吉(尾上菊之助)に格闘の末取り押さえられる、という一大スペクタクル劇。
座頭の菊五郎さんは盗賊柿木金助。
一番の見どころは3階から1階まで斜めに降りてくる大凧の宙乗り。
さすがに染様みたいにクルクル回ったりはしなかったけど、67歳のお年でやってのけるお元気さはさすがです。
名古屋城の屋根が舞台から客席にせり出す仕掛けも迫力がありました。
そのあと屋根の上にある金の鯱ほこに乗って中に浮き上がる仕掛けにもびっくり。
高さもあったので実際やったら怖いだろうな~って思いました。
金鯱観音の場では、後ろにお供を引き連れて見事な千手観音を披露。
EXILEのchoochooTRAINに合わせて踊る菊五郎さん、何度観ても笑えます。
しかもかなり曲と合ってて素晴しい!!
こういう菊五郎さんの遊び心ってほんと好きだなって思います。
この場では賽銭100両を盗み、館の娘にいいよるまぬけでコミカルな男の役も演じていて、演技の振り幅の大きさを感じました。
そして菊ちゃんは、小田家の当主小田春長後に鳴海春吉という侍の役柄。
前半はおとなしめな演技が多くて物足りない位なのですが、ラストの最大の見所本水の立ち回りは、そのシーンだけにお金払って観に来たい位、迫力満点、見ごたえ十分の立ち回りでした。
まず赤い下帯一枚だけの菊ちゃんの体のラインが素晴らしいんです!
菊ちゃんがここまで脱いでるところを観るのはなんてまず初めてだから初日は興奮して大騒ぎ。
注目すべきは菊ちゃんの美尻。丸みのある形といい、引き締まり具合と言い、綺麗すぎてびっくり!
さらに上半身は痩せているのにお尻から伸びる肉付きのいい太ももからキュッと締まる足首のラインがなんとも色っぽくて、まるで石膏を見ているかのよう・・・。(わーなんか私変態っぽい(^_^;))
そんな菊ちゃんが滝に打たれ、水に入ったり出たりを繰り返し、バッシャバッシャ客席にまで水をふりまきながら金鯱とともに暴れまくるんですが、とにかく動きが激しいので、普通の人がやったら1分も持たないだろう演技を5分以上?華麗に演じきる菊ちゃんがとにかくすごい!と思いました。
すごい上に美しい!もうね、ますます惚れ直しちゃいましたよ~!
菊ちゃんはこれからもどんどん立役やっていってほしいです。
もう時間さえあれば毎日劇場通うんですが、今月は忙しくてもう観にいけないのがほんとに悔やまれます。
その他にも時蔵さん、團蔵さん、田之助さん、権十郎さん、萬次郎さん、彦三郎さんなど菊五郎劇団のベテランメンバーが脇をガッチリ固めていますし、若手で実力をつけてきている松也くん、梅枝くん、萬太郎くん、右近くん、男虎くん、なども活躍しており、あらすじ的にも、配役的にも大充実の公演だったと思います。
内容も分かりやすいので歌舞伎を観たことのない方にもオススメです。
今月27日までやっていますし、一番安い3等席は1500円!(しかも国立はどの席も見やすい)と激安なので、興味がある方は是非観に行ってみてはいかがかな、と思います♪
そうそう、戎大夫の場で、團蔵さんが菊ちゃんをからかうところがあるんですが、どうやらアドリブのようで、初日は「そんなだからフライデーされるんだ」、11日は「そんなだから海老に先を越されるんだ」でした~(笑)
菊ちゃん、どちらも笑っちゃってました。他のバージョンがあるのかどうか気になるな~。
ランチは3階食堂にて「ビーフシチュー中華風」1000円をいただきました。

中華風って何?って思っていたら、ビーフシチュー色をした中華スープって感じでした。
でもこれが後引く美味しさ。お肉も沢山入っていて食べ応えもあって大満足でした♪
この日、休日だからもちろん着物!と思って帯結びまで行ったんです。
そしたらいつもの通りの手順なのに、なんかおかしくてやり直しても、やっぱりおかしい。
そのうち出かける時間が迫ってきてしまい、もうパニック。
仕方なく洋服で出かけたんですけど、1年以上も着物着ているのにこんなこともあるんだなぁって感じでした。
家に帰ってから結び方の復習をしたら、アッサリ出来たので、なんだったんでしょう?
着物の先生でも体調などによっても綺麗に着れる日着れない日があるというから、やっぱり着物は奥が深いし、もっと練習しなきゃいけないんだなって思いました。
「通し狂言 旭輝黄金鯱(あさひにかがやくきんのしゃちほこ)」四幕八場
~尾上菊五郎大凧宙乗りにて黄金の鯱盗り相勤め申し候~
並木五瓶=作「けいせい黄金鱐」より
尾上菊五郎=監修
国立劇場文芸課=補綴
国立劇場美術係=美術
序 幕(京)宇治茶園茶摘みの場/宇治街道の場
二幕目(尾張)那古野城内大書院の場/同 天守閣屋根上の場
三幕目(美濃)笠縫里柿木金助隠家の場
大 詰(伊勢)御師大黒戎太夫内の場
(尾張)木曽川の場/鳴海潟の場
(出演)
尾 上 菊 五 郎
中 村 時 蔵
尾 上 松 緑
尾 上 菊 之 助
坂 東 亀 三 郎
坂 東 亀 寿
尾 上 松 也
中 村 萬 太 郎
市 川 男 寅
尾 上 右 近
中 村 梅 枝
片 岡 亀 蔵
河原崎 権 十 郎
市 村 萬 次 郎
市 川 團 蔵
坂 東 彦 三 郎
澤 村 田 之 助 ほか
着物。私なんて、前回着たあと、何十回とやってきたはずなのに、なんと…畳み方を忘れてしまったんですよ。ありえない…ですよね。何度やっても帯の柄がうまく出ないときもありますし、1回でき決まるときもありますし…、だから着付けが楽しいかも…、ですネ。
歌舞伎に着物に嵐に…、今年も沢山のトキメキ&カンゲキがあるといいですね。これからも宜しくお願いしまーす♪
こちらに来て見ますと・・・「っくしゅん」、おぉ、はまみずきさまのコメントで私めの名前が出ているではありませんか!輪が広がって嬉しい限りです。ちなみに、私もKen'sさんファンクラブのメンバーです^^
さかのぼって、記事を読んで見ますと、さらに共通点を発見。「いち利さん」⇒イベントや講座にさんかしたことありまぁす。「舞妓体験」⇒ずっとずぅっとやってみたいと思っています。年齢的にそろそろやらないとと思っています・・・。その他にお食事処も、聞いたこと&行ったことある場所がたくさん出てきて嬉しくなっちゃいました。
きっとどこかですれ違ったりしているのでしょうね~。そう思います。また、ちょくちょく出没しますので、よろしくお願いいたします☆
こちらこそはじめまして、ようこそおいでくださいました。
aki様のブログにコメントを書いたことで、歌舞伎&着物&落語&ken'sさん好きな方とまた知り合えるなんて!すっごく嬉しいです!
こちらこそすごく親近感わいちゃいます、是非これから仲良くしてください!
紅白で嵐を好きになられたんですか!?
それは素晴しい!
あの子達の魅力に一旦気づくと抜けられないですよ~(笑)
歌舞伎同様、嵐も日本を代表するエンターテイメントだと思ってます!
是非一緒に応援して行きましょう(*^_^*)
着物のことも、はまると悩みは尽きませんね、お気持ちすっごくわかります。
はなみずき様のブログも、後ほどお邪魔させていただきます!
コメントありがとうございます!
今まで結構ひとりよがりなブログだったのでこういうふうに輪が広がっていくのがすごく嬉しいです。
そしてさらに「いち利」さん、「舞妓体験」、共通点だらけですね(*^_^*)
ほんと絶対どこかですれ違っていますね♪
仲良くなれたらご挨拶とかもできればいいなって思います。
ken'sさんはファンクラブがあるのですか?(大真面目)あるなら私も入部したいです♪