この週末は、とっても過ごしやすいいいお天気に恵まれました。
花粉ももう終わりだし、外出するのが本当に楽しい季節になってきました。
土曜日は午前中たまったHDDを消費したりしてゆっくりしてから、午後は着物を着てお出かけしてきました♪
行ったのは国立能楽堂。茂山家の「春狂言2009」夜の部です。
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この日は能楽堂だし、おめかしして行こう!と薄いサーモンピンク地に長い葉っぱが伸びた花が描かれた付け下げに、ピンクゴールドの袋帯、グリーンの帯締め、帯揚げのコーディネート。
二重太鼓は先日教室で習ったばかりだったので心配でしたが、前日にある程度形を作っておいたのでさほど問題なく締めれました。
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髪型は先日ヘアメイク講座で習ったサイドでねじってふわっとしたお団子にするまとめ髪にお友達のにっしーちゃん手作りのパールの髪飾りをつけてみました。
なんだか恰好だけはお嬢様気分♪(笑)
我ながら上手く着れたと思ってたんですが、あとで着付けの先生に写真を見せたら「お太鼓が大きい、裾がすぼまってない、」などなど(まだ色々言いたそうだだった)ダメ出しだらけ。あはは~笑うしかありません。
新宿高島屋のたんす屋さんで単を見たり、九州物産展を眺めてから千駄ヶ谷へ。
土曜日なので素敵な小紋や春紬をお召の方が多かったです。
あと外人さんもツアーかな?沢山いらっしゃいました。
国立能楽堂は2回目。
厳かで神聖な雰囲気が漂う能楽堂は、一歩足を踏み入れるだけで背筋がピンと伸びる気がします。
でも茂山狂言はすごく内容がわかりやすいし、全然堅苦しくないんです。
3演目ありましたがどれも面白く、お腹の底から大笑いしてとっても楽しかったです。
8月末の納涼狂言、行きたいなぁと思ってるのですが、もっぴー、逸平君の出る日か、人間国宝千作おじいちゃまが出る日を観るか悩み中です。
春狂言2009【夜の部】 国立能楽堂
この日は演目に入る前にもっぴーのお話コーナーがありました。
なんでも直前まで休暇を取られてたようで、(モルディブ行ったらしい)顔がこんがり焼けており、ご機嫌な様子でした。
自分の出る最後の六時蔵まで帰らないでね、とか釣狐は一度しかやったことないのに茂は4回?もやってる、本家に生まれたかったわ~など面白トークを繰り広げ、さすが小草若ちゃん!(byちりとてちん)って思ってしまいました。
☆大蔵流<文荷>(ふみにない)
【出演】
主人: 丸石やすし
太郎冠者: 茂山七五三
次郎冠者: 茂山あきら
あらすじ: 主人から恋文を届ける仕事を言いつかった太郎冠者と次郎冠者。しかし、二人は道すがら恋文を持つ仕事を押し付け合います。しかたなく文に竹を通して二人で担ぐことにしますが、なぜか文が重くなり・・・。
能『恋重荷』をパロディ化した作品。太郎冠者と次郎冠者が謡うのは『恋重荷』の一節で、荷に竹を通して担ぐ型は『恋重荷』の古い演出に通じるとのこと。
そもそもなんでそんなに文を持つのを嫌がるのかがわかりません(笑)
しかも恋文の中身勝手に読んじゃうし。さらには恋文引っ張り合ったら破っちゃってさあ大変。
慌てるどころか風の便りで届けようとか言って扇で一生懸命扇ぎだすのにはもう爆笑!
「恋しい」と小石を引っかけた言葉遊びもユニークで楽しい演目でした。
☆大蔵流<釣狐>(つりぎつね)
【出演】
狐: 茂山茂
猟師: 茂山千之丞
笛: 藤田六郎兵衛
小鼓: 鵜澤洋太郎
大鼓: 亀井広忠
猟師につぎつぎと一族の狐を釣り殺された古狐は、猟師に狐釣りをやめさせようと伯蔵主(はくぞうす)という猟師の伯父の僧に化けて意見に行きます。猟師に狐釣りをやめる約束をさせ、罠も捨てさせます。
喜んだ狐ですが、帰り道、捨ててあった罠を見つけ・・・。
「猿に始まり狐に終わる」と言われるように、狂言方の修行の卒業論文と言える大作で、体力はもちろん、高い精神力や表現力を必要とする演目だそうです。
前半は人間に化けた狐が、歩き方や、ちょっとした仕草に狐らしさが出てしまうところがかわいらしかったです。
漁師役の千之丞さんは御年86歳だそうで。立ち上がる時に転んでしまったり、刀を鞘に上手くしまえなかったり、ハラハラする場面もありましたが、それ以外は声もしっかりされていたし、狐を追いつめる際の緊張感のある演技はさすが大御所の貫録いっぱいでした。
後半は狐の着ぐるみ?姿で現れた茂さん、罠と分かりながらそれでも近づいてしまう狐の複雑な心理がすごく伝わってきました。
首をくいっとかしげたり、コーン!って高らかに泣くところや、軽やかなステップなんかほんと狐っぽくて、それでいて可愛らしいので、罠につかまるなよ~って応援しながら観てました。
最後はやっぱり罠にかかっちゃったけど、なんとか脱出出来てよかったです!
50分近くもの大曲、茂さん熱演お疲れ様でした!
★大蔵流<六地蔵>(ろくじぞう)
【出演】
田舎者: 茂山童司
すっぱ: 茂山宗彦
その仲間: 増田浩紀、山下守之
辻堂に安置する地蔵を作ってもらおうと、田舎者が都にやってきますが、肝心の仏師の居所を知りません。そこへ一人のすっぱが通りかかります。
親切そうにするすっぱに田舎者が事情を話すと、すっぱは自分こそが仏師だと言い、翌日までに地蔵を作ってやろうと約束します。
翌日田舎者が地蔵を受け取りに行くと因幡堂の表堂と裏堂に三体ずつおいてあるというのですが、どこか印相がおかしくて・・・。
三人のすっぱが三体の仏像になりすまして田舎者を騙そうとするのですが、六体の設定なので、表堂で仏像になったあと、大急ぎで裏堂に移動してまた仏像になりすまします。
どうも出来が気に入らない田舎者は何度も直しを依頼するので、その度に3人のすっぱは舞台と橋懸かりを移動しなければならず、そのうちどんどん変なポーズになっていくといったドタバタ劇です。
このポーズが三者三様、おっかしくてほうきにまたがるポーズとか、先ほどの狐のポーズ、もっぴーなんてモデル立ちに、ダブルピースに、極めつけは「そ~こ~ぬ~けに!」っぽいポーズ!もう最高!
おっかしくてお腹抱えて笑っちゃいました。
狂言って落語と歌舞伎の中間みたいで本当面白い!
なんだかますます狂言の魅力の虜になってしまいそうです・・・。
花粉ももう終わりだし、外出するのが本当に楽しい季節になってきました。
土曜日は午前中たまったHDDを消費したりしてゆっくりしてから、午後は着物を着てお出かけしてきました♪
行ったのは国立能楽堂。茂山家の「春狂言2009」夜の部です。
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この日は能楽堂だし、おめかしして行こう!と薄いサーモンピンク地に長い葉っぱが伸びた花が描かれた付け下げに、ピンクゴールドの袋帯、グリーンの帯締め、帯揚げのコーディネート。
二重太鼓は先日教室で習ったばかりだったので心配でしたが、前日にある程度形を作っておいたのでさほど問題なく締めれました。
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髪型は先日ヘアメイク講座で習ったサイドでねじってふわっとしたお団子にするまとめ髪にお友達のにっしーちゃん手作りのパールの髪飾りをつけてみました。
なんだか恰好だけはお嬢様気分♪(笑)
我ながら上手く着れたと思ってたんですが、あとで着付けの先生に写真を見せたら「お太鼓が大きい、裾がすぼまってない、」などなど(まだ色々言いたそうだだった)ダメ出しだらけ。あはは~笑うしかありません。
新宿高島屋のたんす屋さんで単を見たり、九州物産展を眺めてから千駄ヶ谷へ。
土曜日なので素敵な小紋や春紬をお召の方が多かったです。
あと外人さんもツアーかな?沢山いらっしゃいました。
国立能楽堂は2回目。
厳かで神聖な雰囲気が漂う能楽堂は、一歩足を踏み入れるだけで背筋がピンと伸びる気がします。
でも茂山狂言はすごく内容がわかりやすいし、全然堅苦しくないんです。
3演目ありましたがどれも面白く、お腹の底から大笑いしてとっても楽しかったです。
8月末の納涼狂言、行きたいなぁと思ってるのですが、もっぴー、逸平君の出る日か、人間国宝千作おじいちゃまが出る日を観るか悩み中です。
春狂言2009【夜の部】 国立能楽堂
この日は演目に入る前にもっぴーのお話コーナーがありました。
なんでも直前まで休暇を取られてたようで、(モルディブ行ったらしい)顔がこんがり焼けており、ご機嫌な様子でした。
自分の出る最後の六時蔵まで帰らないでね、とか釣狐は一度しかやったことないのに茂は4回?もやってる、本家に生まれたかったわ~など面白トークを繰り広げ、さすが小草若ちゃん!(byちりとてちん)って思ってしまいました。
☆大蔵流<文荷>(ふみにない)
【出演】
主人: 丸石やすし
太郎冠者: 茂山七五三
次郎冠者: 茂山あきら
あらすじ: 主人から恋文を届ける仕事を言いつかった太郎冠者と次郎冠者。しかし、二人は道すがら恋文を持つ仕事を押し付け合います。しかたなく文に竹を通して二人で担ぐことにしますが、なぜか文が重くなり・・・。
能『恋重荷』をパロディ化した作品。太郎冠者と次郎冠者が謡うのは『恋重荷』の一節で、荷に竹を通して担ぐ型は『恋重荷』の古い演出に通じるとのこと。
そもそもなんでそんなに文を持つのを嫌がるのかがわかりません(笑)
しかも恋文の中身勝手に読んじゃうし。さらには恋文引っ張り合ったら破っちゃってさあ大変。
慌てるどころか風の便りで届けようとか言って扇で一生懸命扇ぎだすのにはもう爆笑!
「恋しい」と小石を引っかけた言葉遊びもユニークで楽しい演目でした。
☆大蔵流<釣狐>(つりぎつね)
【出演】
狐: 茂山茂
猟師: 茂山千之丞
笛: 藤田六郎兵衛
小鼓: 鵜澤洋太郎
大鼓: 亀井広忠
猟師につぎつぎと一族の狐を釣り殺された古狐は、猟師に狐釣りをやめさせようと伯蔵主(はくぞうす)という猟師の伯父の僧に化けて意見に行きます。猟師に狐釣りをやめる約束をさせ、罠も捨てさせます。
喜んだ狐ですが、帰り道、捨ててあった罠を見つけ・・・。
「猿に始まり狐に終わる」と言われるように、狂言方の修行の卒業論文と言える大作で、体力はもちろん、高い精神力や表現力を必要とする演目だそうです。
前半は人間に化けた狐が、歩き方や、ちょっとした仕草に狐らしさが出てしまうところがかわいらしかったです。
漁師役の千之丞さんは御年86歳だそうで。立ち上がる時に転んでしまったり、刀を鞘に上手くしまえなかったり、ハラハラする場面もありましたが、それ以外は声もしっかりされていたし、狐を追いつめる際の緊張感のある演技はさすが大御所の貫録いっぱいでした。
後半は狐の着ぐるみ?姿で現れた茂さん、罠と分かりながらそれでも近づいてしまう狐の複雑な心理がすごく伝わってきました。
首をくいっとかしげたり、コーン!って高らかに泣くところや、軽やかなステップなんかほんと狐っぽくて、それでいて可愛らしいので、罠につかまるなよ~って応援しながら観てました。
最後はやっぱり罠にかかっちゃったけど、なんとか脱出出来てよかったです!
50分近くもの大曲、茂さん熱演お疲れ様でした!
★大蔵流<六地蔵>(ろくじぞう)
【出演】
田舎者: 茂山童司
すっぱ: 茂山宗彦
その仲間: 増田浩紀、山下守之
辻堂に安置する地蔵を作ってもらおうと、田舎者が都にやってきますが、肝心の仏師の居所を知りません。そこへ一人のすっぱが通りかかります。
親切そうにするすっぱに田舎者が事情を話すと、すっぱは自分こそが仏師だと言い、翌日までに地蔵を作ってやろうと約束します。
翌日田舎者が地蔵を受け取りに行くと因幡堂の表堂と裏堂に三体ずつおいてあるというのですが、どこか印相がおかしくて・・・。
三人のすっぱが三体の仏像になりすまして田舎者を騙そうとするのですが、六体の設定なので、表堂で仏像になったあと、大急ぎで裏堂に移動してまた仏像になりすまします。
どうも出来が気に入らない田舎者は何度も直しを依頼するので、その度に3人のすっぱは舞台と橋懸かりを移動しなければならず、そのうちどんどん変なポーズになっていくといったドタバタ劇です。
このポーズが三者三様、おっかしくてほうきにまたがるポーズとか、先ほどの狐のポーズ、もっぴーなんてモデル立ちに、ダブルピースに、極めつけは「そ~こ~ぬ~けに!」っぽいポーズ!もう最高!
おっかしくてお腹抱えて笑っちゃいました。
狂言って落語と歌舞伎の中間みたいで本当面白い!
なんだかますます狂言の魅力の虜になってしまいそうです・・・。