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ジャニーズ、特に嵐(相葉さん)をこよなく愛するチャミのブログ。みんな違ってみんなイイ。

東西若手落語家コンペティション2008@内幸町ホール

2008年12月09日 | 落語
内幸町ホールで行われた、東西若手落語家コンペティション2008・第5回に行ってきました。

この大会は、東京は二つ目クラス、上方はキャリア13年未満の若手が出場資格となり、計5人が選出されます。
各自25分の持ち時間内で好きな演目を話し、観客が上位2名に投票し、優勝者を決めるというものです。

優勝者は来年2月に開催される1回から5回までの優勝者で競い合うグランドチャンピオン大会の出場権が与えられるとあって、皆さんの意気込みを感じましたし、聴くこちらも普段の落語会とはちょっと違った緊張感がありました。

演じ分けなどベテランの噺家さんに比べるとまだまだだなと思う点もありましたが、5人の演者さんの一生懸命さや勢いが伝わってきたのと、新作落語2つ、古典3つのバラエティに富んだ落語を聞くことができてなかなか面白かったです。

審査にも影響が出てくる順番はジャンケンと抽選で決められます。

お目当ての吉坊さんは見事5番をゲット。その場で自分のネタを黒板に書くのですが、「蔵丁稚」(江戸落語で言う「四段目」)を書いた時に、芝居物が得意な吉坊さんのことだからイケそうだな、って思ったらその通りになっちゃいました。

それぞれの演目は

1、桂花丸「雨のち晴れ」新作落語
2、林家染太「夢八」
3、柳家初花(しょっぱな)「CR落語協会」新作落語
4、鈴々舎風車「やかんなめ」
5、桂吉坊「蔵丁稚」

初花さんの落語のパチンコ台があったら、というネタや、風車さんの「やかんなめ」のお侍さんも面白かったけど、トリの吉坊さんの「蔵丁稚」の面白さはレベルが違ったと思いました。

「蔵丁稚」は忠臣蔵の四段目をモチーフにしており、芝居狂いの定吉が仕事をさぼって芝居を観に行った罰として蔵に閉じこめられ、腹をすくのを紛らわすためにさきほどまで観てきた四段目を1人で演じるという噺。

四段目と言えば江戸城・松の廊下で高師直(=吉良上野介)への刃傷ざたを起こし、切腹を命じられた塩冶判官(=浅野内匠頭)が九寸五分の短刀を腹に突き立てたとたん、花道からバタバタと大星由良之助(=大石内蔵助)が駆けつけるという、このお芝居の見どころでもあります。

吉坊さんが1人で5人を演じるのですが、声色や表情を巧みに変えて見事に演じ分けていて、一瞬落語ではなくて歌舞伎を観に来ている感覚に陥ってしまった位本格的ですっかり惹きこまれ、駆け付けた由良之助と塩谷判官の別れのシーンは思わず涙がこぼれてしまいました。

それを見かけた女中さんが定吉が空腹のあまり死のうとしてると勘違いをして、慌てて旦那に報告し、旦那が米びつを抱えて蔵に飛び込み、
旦那:「ご膳(御前)ッ」
定吉:「蔵のうちで(由良之助)かァ」
旦那:「ハハァ~!」
定吉:「待ちかねたァ…」

と、ご膳と御前をかけたなんともニクくて、清々しいサゲで終わります。
私は歌舞伎で実際に「四段目」を観たことがないので、このネタを観た後、先月の平成中村座の仮名手本忠臣蔵を観ておけば!って思いましたが、それでなくても十分楽しむことができました。

12月14日は赤穂浪士が討ち入りを果たした日であり、タイムリーであるのもまた良かったのだと思います。

観客から2名投票立会人を選出して、最後優勝者の発表となり、見事吉坊さんの優勝!でした。
投票の割合がどうだったかは分らないけど、私的には圧勝だったのでは?と思ってます。

優勝した吉坊さんは2/22に紀尾井町ホールで行われるグランドチャンピオン大会に出場します。
ライバルは同じ吉朝一門のよね吉さん、古今亭朝太、三遊亭鳳志、春風亭一之輔とのこと。
こちらもしっかり見届けたいと思います!


忠臣蔵と言えば、先日、浅野内匠頭と赤穂志士四十七人が葬られている品川・泉岳寺に行ってきました。

  

墓所の他にも、遺品が展示してある義士記念館や、浅野内匠頭が切腹した時の血がついたという血染めの石など、貴重なものを沢山見ることができました。

義士祭が13・14日に迫っていることもありますが、参拝客が次から次へと訪れ、お線香をあげており、お墓の周りは煙でまっ白、当時も今も忠臣蔵は人々に愛されているのを実感しました。

事件の後実際に切腹したのは46人ですが、事件のあと逃げ延びて親族に報告して回った寺坂吉右衛門や、討ち入りを熱望するも切腹となってしまった萱野三平の供養墓もちゃんとあったのが良かったなぁと思いました。
ちなみに萱野三平は仮名手本忠臣蔵の早野勘平のモデルとなった人物なので感慨深いものがありました。

  

左はうち入り後、吉良の首を洗ったという首洗い井戸、右は山門の裏手にある真っ赤な紅葉です。



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