新国立劇場にて舞台「舞台は夢 イリュージョン・コミック」を観てきました。
この作品はフランスの古典喜劇の巨星コルネイユの傑作と言われた作品だそうです。
フランス古典劇は難しそうだなーと思いつつ、堤真一、秋山奈津子、高田聖子に段田安則と、豪華なキャスト陣を見れればいいやと内容には全く期待しないでいたのですが、予想に反して非常に面白い舞台でした。
舞台は円形になっており、客席も舞台を囲むように設置されているのでほぼ360度から舞台を見ることができるようになっています。
たぶんどこの席でも見やすいと思うのですが、私は11列目なのに実質1列目でびっくり。とても見やすいお席でした。
ちゃんとしたセットはなくても、あっと驚くような仕掛けがあったり、会場全体の空間を巧みに利用することによってキャストの様々な表情を観ることができるし、観客も舞台に参加しているような不思議な感覚にもなれるので、こういう演出方法があるんだな、面白いな~って感心してしまいました。
最後のどんでん返しは見事だったし、最近重い舞台ばかり観ていたので久々の喜劇に観終わった後清々しい気持になれ、改めて舞台っていいなと思えた作品でした。
ストーリーは、
フランスはトゥーレーヌ地方。行方のわからぬ息子の安否を気に病む父親プリダマンは友人ドラントとともに洞窟に棲む魔術師アルカンドルのもとを訪れる。
二人は「ご子息がいかに偉大な人物となったかを見せて差し上げよう」という魔術師にいざなわれ、息子の人生の有為転変に、まるで「観客」のように立ち会うこととなった。
次々と息子の身の上に起こる波瀾万丈の果てに最後に行き着いたのは、愛しい息子の非業の死という悲劇的結末。絶望し、自らの命を絶つと口走る父親に、魔術師アルカンドルが明かしてみせた秘密……。幾重にも重なった複雑な「劇」のその先に、思いもかけない世界が立ち現れる。
主人公クランドールに堤真一、身分違いの恋をし、捕まってしまうも恋人に助けられ生き延びるという波乱万丈な若者を演じます。
テレビでおなじみの人なので舞台はどうかな?と思っていましたが、テレビで観るより何倍もかっこよかった!!!
スラリと引き締まった体型に、強い眼差し、深みのあるよく通る声、堂々とした演技・・・。
登場すると場がパッと明るくなり思わず目を奪われてしまう、そんなオーラを持ってる人だなぁと思いました。
前半のコミカルな演技、後半のシリアスな演技、どちらもすごく自然でハマっていて、とってもとっても素敵でした。
秋山奈津子さんは、清楚な令嬢の役。
5月に観た舞台「わが魂は輝く水なり」の巴御前の狂気に満ちた演技とは全く違い、若くてかわいらしい印象で、演じる役でこんなに変われるってすごいなって思いました。
衣装のドレスがとっても素敵で見とれちゃいました。
高田聖子さんはテレビでは良く観ていましたが舞台で拝見するのは初めて。
決して目立つ役柄ではないけど、彼女のコミカルな演技で場は和み、物語がグンと面白くなったと思います。
とは言っても彼女の役は好きな人のために自分を犠牲にして、身を引く切ない役どころだったんですけどね。
段田安則さんは、物語のストーリーテラー兼、気が弱いのに意地っ張りで情けない男の役。
3枚目役がとってもハマってて(爆)かなり笑えて、特に前半の堤さんとのやり取りが最高でした。
演技も上手いし声がとても聞き取りやすく、こういう役者さんが舞台にいると場が締まって安心して観られると思いました。
新国立劇場で舞台を観るのは初めてだったのですが、会場はとても綺麗だし、なにより国が管理する劇場だけにチケット代がお安くてびっくりしちゃいました。
S席でも7,350円、一番安いZ席でなんと1,500円で観れちゃうんです。映画観るより安いんですよね。
舞台がこのお値段で観れるなんて考えられないのでもう目から鱗でした。
しかも来年も面白そうなラインナップだったので、今後も新国立劇場を要チェックしていこうと思います。
ちなみに「舞台は夢」ぴあで見たらまだお席に余裕があったので、余裕があったらもう一度観たいなって思ってます。23日まで。
オペラシティの吹き抜けのスペースにあるクリスマスツリー。
自分の星座のボタンを押して着いた星の数で占いができるというツリーです。
一番上に小林幸子乗ってそうだよねーなんて友達と話してました(笑)
こちらは新国立劇場内のツリー。
天使のオーナメントがとても可愛かったです。
☆キャスト☆
堤 真一
秋山菜津子
高田聖子
田島令子
川辺邦弘
松角洋平
窪田壮史
三原秀俊
眞中幸子
坂田 聡
磯部 勉
金内喜久夫
段田安則
作:ピエール・コルネイユ
翻訳:伊藤 洋
演出:鵜山 仁
美術:島 次郎
照明:勝柴次朗
音響:上田好生
衣裳:太田雅公
ヘアメイク:佐藤裕子
アクション:渥美 博
舞台監督:北条 孝
芸術監督:鵜山 仁
主催:新国立劇場
この作品はフランスの古典喜劇の巨星コルネイユの傑作と言われた作品だそうです。
フランス古典劇は難しそうだなーと思いつつ、堤真一、秋山奈津子、高田聖子に段田安則と、豪華なキャスト陣を見れればいいやと内容には全く期待しないでいたのですが、予想に反して非常に面白い舞台でした。
舞台は円形になっており、客席も舞台を囲むように設置されているのでほぼ360度から舞台を見ることができるようになっています。
たぶんどこの席でも見やすいと思うのですが、私は11列目なのに実質1列目でびっくり。とても見やすいお席でした。
ちゃんとしたセットはなくても、あっと驚くような仕掛けがあったり、会場全体の空間を巧みに利用することによってキャストの様々な表情を観ることができるし、観客も舞台に参加しているような不思議な感覚にもなれるので、こういう演出方法があるんだな、面白いな~って感心してしまいました。
最後のどんでん返しは見事だったし、最近重い舞台ばかり観ていたので久々の喜劇に観終わった後清々しい気持になれ、改めて舞台っていいなと思えた作品でした。
ストーリーは、
フランスはトゥーレーヌ地方。行方のわからぬ息子の安否を気に病む父親プリダマンは友人ドラントとともに洞窟に棲む魔術師アルカンドルのもとを訪れる。
二人は「ご子息がいかに偉大な人物となったかを見せて差し上げよう」という魔術師にいざなわれ、息子の人生の有為転変に、まるで「観客」のように立ち会うこととなった。
次々と息子の身の上に起こる波瀾万丈の果てに最後に行き着いたのは、愛しい息子の非業の死という悲劇的結末。絶望し、自らの命を絶つと口走る父親に、魔術師アルカンドルが明かしてみせた秘密……。幾重にも重なった複雑な「劇」のその先に、思いもかけない世界が立ち現れる。
主人公クランドールに堤真一、身分違いの恋をし、捕まってしまうも恋人に助けられ生き延びるという波乱万丈な若者を演じます。
テレビでおなじみの人なので舞台はどうかな?と思っていましたが、テレビで観るより何倍もかっこよかった!!!
スラリと引き締まった体型に、強い眼差し、深みのあるよく通る声、堂々とした演技・・・。
登場すると場がパッと明るくなり思わず目を奪われてしまう、そんなオーラを持ってる人だなぁと思いました。
前半のコミカルな演技、後半のシリアスな演技、どちらもすごく自然でハマっていて、とってもとっても素敵でした。
秋山奈津子さんは、清楚な令嬢の役。
5月に観た舞台「わが魂は輝く水なり」の巴御前の狂気に満ちた演技とは全く違い、若くてかわいらしい印象で、演じる役でこんなに変われるってすごいなって思いました。
衣装のドレスがとっても素敵で見とれちゃいました。
高田聖子さんはテレビでは良く観ていましたが舞台で拝見するのは初めて。
決して目立つ役柄ではないけど、彼女のコミカルな演技で場は和み、物語がグンと面白くなったと思います。
とは言っても彼女の役は好きな人のために自分を犠牲にして、身を引く切ない役どころだったんですけどね。
段田安則さんは、物語のストーリーテラー兼、気が弱いのに意地っ張りで情けない男の役。
3枚目役がとってもハマってて(爆)かなり笑えて、特に前半の堤さんとのやり取りが最高でした。
演技も上手いし声がとても聞き取りやすく、こういう役者さんが舞台にいると場が締まって安心して観られると思いました。
新国立劇場で舞台を観るのは初めてだったのですが、会場はとても綺麗だし、なにより国が管理する劇場だけにチケット代がお安くてびっくりしちゃいました。
S席でも7,350円、一番安いZ席でなんと1,500円で観れちゃうんです。映画観るより安いんですよね。
舞台がこのお値段で観れるなんて考えられないのでもう目から鱗でした。
しかも来年も面白そうなラインナップだったので、今後も新国立劇場を要チェックしていこうと思います。
ちなみに「舞台は夢」ぴあで見たらまだお席に余裕があったので、余裕があったらもう一度観たいなって思ってます。23日まで。
オペラシティの吹き抜けのスペースにあるクリスマスツリー。
自分の星座のボタンを押して着いた星の数で占いができるというツリーです。
一番上に小林幸子乗ってそうだよねーなんて友達と話してました(笑)
こちらは新国立劇場内のツリー。
天使のオーナメントがとても可愛かったです。
☆キャスト☆
堤 真一
秋山菜津子
高田聖子
田島令子
川辺邦弘
松角洋平
窪田壮史
三原秀俊
眞中幸子
坂田 聡
磯部 勉
金内喜久夫
段田安則
作:ピエール・コルネイユ
翻訳:伊藤 洋
演出:鵜山 仁
美術:島 次郎
照明:勝柴次朗
音響:上田好生
衣裳:太田雅公
ヘアメイク:佐藤裕子
アクション:渥美 博
舞台監督:北条 孝
芸術監督:鵜山 仁
主催:新国立劇場