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消防団に入団してはや三〇年
今年で引退しますが現在自分は三六分団一部部長を任務しています
福島市消防団は九方面隊体制で自分のいる三六分団は第八方面隊。
福島市の西北部で吾妻山まで入ります
今回福島県宮城県で大氾濫した阿武隈川も自分たちの管轄にも流れており
消防団の他に水防団と言う組織にも所属されています
台風19号は勿論ですが、福島市に警報が発令されたり避難注意などが出ると必ず警戒出動やら広報活動を行っています
台風19号では屯所に団員が集結し交代で警戒出動を繰り返す一夜でした
消防団には様々な訓練がありますが「規律訓練」というのも大事な訓練のひとつです
(写真はインターネット上から借用しました)
各個訓練と小隊訓練が今回は行われました
各個訓練とは、文字通り一人一人の動作や姿勢。基本的な動きまでです
「きをつけ」「けいれい」「ばんごう」「みぎむけみぎ」「まわれみぎ」などです
小隊訓練とは、小隊編成になりいろんな形に並び替えたり行進したりするものです
部長の私は事前訓練として数日前に夜、消防署に集まって指揮官訓練を受けてきましたので、今日がその本番です
これの号令掛けがなかなか覚えられません
たとえば
「最右翼前後列員五歩前へ進め」
言葉を覚えるだけでやっとです(苦笑)
大勢の前で号令を掛けたり、小隊を動かしたり。間違えると大恥をかきますが、気にせずでっかい声で号令を飛ばしました
この規律訓練は、火事の時には直接は役立たないと思います
現場で行進などしないからです。
ただし、全員がひとつになり隊として一体になる訓練は精神的な部分が大きく
士気を高め消防人としての志を強めるものだと思います
プライドを持って消防水防活動に励んでいきたいと改めて肝に銘じました