先日の記事の中で【誤学習】
という言葉を使った。
(先日の記事は、こちら)
誤学習という言葉を聞き
慣れない方も多いと思うので、
少し説明したいと思う。
一言で言うと
周りからの刷り込み
子供の頃、両親や祖父母、
周囲の人と関わりを持つ
ことで、脳や心が成長
していくものである。
年齢に応じた発達課題や社会に
適応するため社会性を身に
付ける過程で躾が繰り返される。
その時に言われることや体験した
ことが学習され、身に付いていく。
これが学習である。
では、誤学習は、
どう作られていくのか?
碧音の場合、面前DVがあった。
碧音のことで喧嘩してたとする。
口論から母親が殴られ始め、
喧嘩が終わると、母親からの
暴言が始まり、傷つき体験を
持ち始める。
すると、碧音の中に、こんな図式が
作られ始めるのだ。
碧音が失敗する
↓
両親の喧嘩が始まる
↓
父親が母親を殴る
(お前の躾が悪いなど)
↓
母親が暴言を吐く
(お前のせいで殴られた、
お前さえいなければ… など)
↓
全部、碧音の失敗のせいだ
碧音は疫病神だから
この世に存在しては
いけない子供だ
(否定的自己概念・自責の始まり)
叉は…
絶対に失敗してはいけない
失敗=周りを不幸にする
(白黒思考・完璧主義の始まり)
これが誤学習による碧音の
刷り込みである。