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悲しみの城からの脱出

親からの呪縛から自分を解放するためのブログ

相談相手を選ぶ基準 ー 深刻なトラウマを抱える貴方へ ー

2024-12-23 18:30:00 | 複雑性PTSD・トラウマに思うこと

昨日は、かなり、重い話をした。

記事を書いてて気づいたことを

書いていこうと思う。

 

 

昨日の記事の中で、知り合って

間もない碧音に、なぜ、彼は、

そんな話をしたのか?という

ことについてである。

記事の中でも可能性として

書いているのだが、一番大きな

理由としては…

 

 

縁が切れても

彼には全く影響のない

人間だったから

 

 

趣味でつながった関係で、

お互い、個人的な共通の

友人もいなかった。

だから、話しやすかったのだ。

また、彼から見て、碧音のことを

【精神的に余裕のある人間】

判断した可能性もある。

 

 

このような繊細な話は、余裕のない

人間に話してはいけない。

精神的な余裕がないということは

 

 

立場を超えた想像力や理解力が

全く働かない状態

 

 

であると言える。

専門家である精神科や

カウンセラーに相談することを

勧められるのは、これが理由だ。

 

 

専門家は、心理学や脳科学の知識が

豊富であること、お金をもらって

相談されることを前提に、その場に

いるので、自分のメンタルケアも、

常に、万全にしておくのも仕事の

一部なのだ。

 

 

もし、彼らが、精神的に不安定で、

余裕がないと感じたのであれば、

さっさと転院するか、担当医や

カウンセラーの変更したほうがいい。

それは、余裕のない人に相談すると、

更に、傷つく可能性があるからだ。

 

 

ただでさえ、きつい思いをしながら、

話をしているのに、お金を払ってまで

傷つけられるようなことしか言われ

ないなら本末転倒である。

これは、碧音自身、経験してるから

こそ言えることである。

 

 

勿論、相性もあるだろう。

患者として一番きついところ

でもあるが、相性の合う担当医や

カウンセラーを探し続ける

必要がある。

 

 

深刻なトラウマを抱える人間に

とって必要不可欠なことだ。

深刻なトラウマを抱える人は、

とにかく、人間不信が強く、

警戒心が強い。

身近な人間から傷つけられ

続けていたのだから当然だ。

 

 

担当医やカウンセラーは、そんな

患者の心を開かせるためのプロで

なければならないが、相手も人間。

相性の良し悪しだけは、どうにも

ならないのだ。

 

 

また、深刻であれば深刻であるほど、

一人で何とかしようとする人が多い。

責任感が強く、まじめな人ほど

一人で何とかしようとする。

 

 

碧音自身、気を付けようと意識

していることだが、一人でやろうと

すると、今まで封印してた記憶が

爆発したようにパン!!と開き、

自分では、どうしようもないほど

パニックになったり、トラウマ

反応やストレス反応が出てきて

しまう。

 

 

その時に、客観的に対応できるのは、

精神科医やカウンセラーのような

専門家にしか冷静で的確な

アドバイスできないし、状態を

安定させるには薬が必要な場合も

多い。

 

 

中には、動画などで一人で自分と

向き合う方法を紹介しているものも

あるのだが、正直、深刻な

トラウマを抱えている人には、

あまり、お勧めできない。

理由は4つある。

 

 

 ① 発信者が医学的知識、

   心理学、脳科学の知識が

   あるとは限らない

 

 ② 動画なので、直接、話を

   したり、本人の状態を見て

   アドバイスができない

   (一人一人症状の出方が違う)

 

 ③ 配信者には効果的でも、

   それが自分に合うとは

   限らない

   また、そのタイミング

   ではない可能性がある

 

 ④ そもそも、配信は収益目的

   である場合が多い

   ただの情報収集ならいいが、

   サポーターのいない状態で

   試すのは自殺行為

 

 

このような理由から専門家に相談

することなく、一人で治そうとする

のは自殺行為に近い危険行為だ。

深刻なトラウマを抱える人は、

このようなことをよく考えて

行動してほしい。

 

 

相談相手は経済的にも、精神的にも

余裕のある人であること、できれば、

専門知識のある人、それが無理なら、

余裕があって共感、寄り添いをして、

立場を超えた想像力、理解力のある

人を選んで相談してもらいたい。

 

 

注意喚起の意味も込めて、

この記事を書くことにした。

 

 

 

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毒親の【毒】とは何のことか?

2024-12-18 18:00:00 | 複雑性PTSD・トラウマに思うこと

最近、話題に上るように

なった【毒親】という言葉。

では、毒親の【毒】とは、

何のことを指すのか?

理解している人は、どのくらい

いるのだろうか?

 

 

 

答えは【良くない養育環境】

のことである。

自然環境で例えて考えてみる。

産業廃棄物によって汚染された

河で獲れた魚を食べて病気に

かかった人が増加したとする。

 

 

原因は魚である。

汚染された河の環境で有害物質を

体内に蓄積した魚を食べた結果だ。

では、悪いのは魚だろうか?

 

 

 

そうではない。

有害物質で汚染された河の

環境が悪化したのが原因だ。

魚は、そこで泳ぎつつ、産卵し、

産まれた稚魚は、汚染された水の

中で育つことになる。

産卵が繰り返されるたびに、

遺伝子レベルで有害物質が浸透した

魚が増えていくのだ。

これを毒親育ちに置き換えてみよう。

 

 

 

子供は生まれる環境も親も

選ぶことはできない。

そして、赤ちゃんは自分で

自分のことは何もできない。

汚染された河で泳ぐ魚と同じだ。

 

 

 

ちゃんとした養育環境が整って

いない親、親としての義務や

責任が、どういうことなのか

全く理解せずに親になった親。

養育姿勢が最悪の親。

そんな親の元に生まれると、

汚染された河のような環境で

育つことになるのだ。

 

 

時には、酸性雨やPM2.5の

ように避けようのない面前DV。

黄砂のように、毎日、浴びせ

られる暴言の数々。

すべてを破壊し尽くす竜巻の

ような暴力。

 

 

 

自然災害や環境変化による

災害は人間の力で変えられない。

それと同じで、子供は、どんなに

悪い養育環境だとしても自力で

変えることはできない。

変えられるのは大人である親だけだ。

なぜなら、毒のような養育環境を

作っているのは親だからだ。

 

 

 

だが、親だけが悪いわけでもない。

良くない養育環境を作る親も

悪い環境で育った可能性がある

ということだ。

 

 

酸性雨やPM2.5、黄砂、

竜巻… このような自然現象を

コントロールできず、成すすべも

なく、無力感を感じるのと同じ

ように、親も、また、無力感を

感じながら子育てをしている

のかもしれない。

 

 

 

日本の現代史を語る上で、

戦争の歴史は外せない。

戦争も、また、自分の力では、

どうしようもない自然災害の

ようなものである。

恐らく、今、蔓延している

毒親の【毒】は、この戦争から

始まったのだろう。

 

 

 

なぜなら、日本の戦後、戦争による

兵士たちの心のケアは全くされない

まま放置されてきたからだ。

この戦争から、猛毒が世界中に

まき散らされたのではないだろうか。

 

 

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