臥龍は成都市から約133キロ、バスで約3時間ぐらいかかる。中国最大のパンダ人工繁殖基地で、近年来、四川省観光業の発展で段々有名になってきた観光地である。臥龍パンダ基地は1980年建立されて、今基地にあるパンダの数は約67頭で、自然保護区に生息してる野生パンダ約150頭。
人工飼育パンダの野生化トレーニング・復帰地点には同センター臥竜核桃坪基地が選ばれた。高い山に囲まれているここは、パンダの本来の生息環境に非常に近い場所だ。野生復帰までの道のりはわずか数百メートルのように見えるが、パンダにとってはパンダ舎から自然の山に移るのは非常に困難な道のりだ。
これにより、同センターに誕生したパンダの赤ちゃんを巡る環境は、人工飼育されるパンダの赤ちゃんとは全く異なる環境になった。暖かいパンダ舎も、たっぷりミルクが入ったバケツも、決まった時間になると家まで抱きかかえて連れ帰ってくれる「育ての親」もいなくなった。
赤ちゃんパンダは満1歳を迎えると、母パンダとともにより面積が広く、自然環境がより複雑な、野生化に向けて作られたパンダ舎に移る。ここで野生化トレーニングを行い、より厳しい自然環境での生き方を学ぶ。無線機で野生化トレーニング中のパンダの位置を測定するパンダ服を着た「パンダさん」。
母パンダが赤ちゃんを育てる効果が事実によって証明されている。これまで飼育員にとって赤ちゃんに木登りを教えるのは非常に困難なことで、うっかりするとかみつかれたりしていた。
しかし母パンダが教えるようになると、赤ちゃんを口で木の上に押し上げ、枝に身を預ける方法を子パンダに楽々と伝授するようになった。http://www.pandatabi.com
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