いきなり青年が
「あのすみません」
「ほんとに急にすみません」と
申し訳なさそうに話しかけてきて
何事があったのかととにかく
びっくりでした
自分的には何か落として
拾ってくれた青年だと思って
返事をしたんだけど
よくよく聞いてみたら
ナンパではないそうですが
とてもタイプのお姉様だそうです
「急にこんな話とか信じてもらえないと
思うんですけれども…
あのほんとにタイプで…
歳下だからありえないとか
思うのがもちろん当たり前だと思うんです
でもこれ本気でのお誘いなんですけど
今度カフェとか行って
甘い物を一緒に食べたらだめですか?」
『こちらこそすみませんが
突然そう言われてもね…失礼しますね』
「あっいや待ってください」
「LINEの交換とかだめですかね?」
「悪用とか絶対しないし…タカリとか
なんかの宗教とか絶対違いますし…」
「こんなにしっくりタイプだなって
思う人とかそうそういないので
改札から出てくる時からずっと見てて
もう逢えないと思って…
後悔したくなくて声かけちゃったんです」
『その言葉は嬉しい言葉かもしれないけど
信頼する術がなにもなくて…
ほんとに申し訳ないですが
このご縁はなかったことと
思っていただけますか?』
「そうですよね…
でもお話聞いていただけて
こうやって声も聞いて…
よりタイプな方で大好きならそうな方と
少しでも過ごせてよかったです」
「ほんとに貴重な数分をありがとうございます😊」
『いえいえこちらこそご期待に添えず
しつれいしますね』
こんなことが最近ありました
めちゃくちゃ急いではいたんだけど
この人を変に煽るのもなんだか怖く
丁重にお断りするしかなく
ドキドキ怖かったです
けど…
久しぶりにそんな言葉を聞いたので
なんとなく1割照れくさくて
残りは怖くて緊張しました
言葉というのは大切なんだなと
穏便に済ませるってこと大事だなって
なぜかこの青年の腰の低さや
必死な感じとかが
いま思うと【こんな感じで伝えたら】
というイメージを作ってくれました
と思うと嬉しいですよね。
私も女性なんですがありました。
今からお茶しませんか?と言いたいのを
我慢しましたけど。
インスピレーションってあるのかも。