Chiakiの徒然日記

第一印象を覆した男

普通、「第一印象が大事」「第一印象が悪ければ、あとに響く」とか聞く。
たしかにその通りだとは思うんだけど、見事にこの「悪い第一印象」を覆した男を知っているので、
その後の本人の努力次第じゃないかなぁとも思う。

大学のゼミ。
私が院に進学して最初の年。
当時4年生にすでに問題児を抱えていた私たちは、3年生ぐらいはまともな人ばかりだといいのに…と思っていた。
そんな思いを裏切るかのように、最初に目に留まったのは、長髪の男性。
かったるそうに机に頭をうずめているなど、こちらも頭を抱えたくなるような様子だった。
長髪なだけなら、たいしたことではないけど、まったくやる気と言うものが感じられず、お先真っ暗…。

それからほんの1か月ほど後。
授業を終えてゼミ室に戻った私と入れ替わるように出てきた3年生たち。
その中にえらくさわやかな男性がいた。
明るく、輝くような笑顔で挨拶をしていった男性。
「誰?」
不思議に思った私は、ゼミ室にいた先輩にあれが誰なのかを聞いてみた。
「Mくん。」
先輩の言葉に驚いた。
「え!?あのMくんですか!?」
ほんの1か月前、長髪でかったるそうにしていた青年は、見事なまでに変身を遂げていた。
短髪のすっきりした髪型、さわやかな笑顔、とても同一人物とは思えない。
先輩と2人で「何かあったのかな?」と話し合った(笑)

その後、Mくんは第一印象とはかけ離れた、素晴らしい「活躍」を見せてくれた。
第一印象が最悪だっただけに、私は何度も感心させられた。
そしていつしか最悪な第一印象のことなど忘れていた。
時々思い出しては頭の中のMくんと、目の前のMくんとを比べて、ほっと胸をなでおろしたり…(笑)

ま、逆でなくて良かった…。

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