Chiakiの徒然日記

学校って、なんだろう

上記のタイトルの本を読んだ。
ずいぶんと考えさせられる1冊だった。
不登校1つをとっても、当事者の側、保護者の側、学校の側と色々な面から見ていっている。

それで思い出したのが自分の中学時代。
クラスで孤立した存在だった私。授業中に指されて発表する以外は、全くしゃべらないという日もザラにあった。
小学校の頃にも、男子から嫌がらせを受けたりはしていたのだが、同じクラスの男子とは、卒業を目前にした頃に理解し合えていた。
だが、他のクラスまでは担任の手は届かなかった。仕方ないことだけど。

その他のクラスで、極端に私を毛嫌いしていた人間が、どういう偶然か、中学1年で同じクラスになってしまった。
これが中学時代を灰色にしてしまったと思う。
一気に女子生徒にまで、あることないこと吹き込まれ、完全に孤立してしまった。

聞こえよがしに「自殺すればいいのに」と言われたこと数知れず。
私が触れたものは、汚いとばかりに指先だけでつまむ。
給食の配膳で、私が配ろうとすると先を争って自分で取りにいこうとする…。
掃除は私に押し付け、遊びまわっている…。

欠席は多かった方だとは思うが、せいぜい月に2~3日程度。
当時はまだ不登校と言う言葉がなかったので、登校拒否と呼ばれていたが、
その登校拒否寸前まで追い詰められてはいた。
だが、そうならずに済んだのは1年のときの担任の先生の言葉だった。
「あなたは強いね。」
正直、先生の口からそういう言葉が出てくるとは思わなかったので驚いた。
そして、いつも自分を見ていてくれたことが嬉しかった。
小学校の頃のこともあり、母親から先生に話がしてあったのだ。

その担任の先生は2年のときにも受け持ってくれた。3年のときは別の先生になったが、その先生も随分と気遣ってくれた。
3年間、孤立した状態がなくなるということはなかったが、
なんとか学校に通いつづけることができた。
今だったら、通いつづけることが出来るかどうか分からない。

あのときの先生の言葉は生涯忘れることはないだろう。

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