Chiakiの徒然日記

土下座

今、学校では体罰についてかなり厳しくなっているらしく、「やりにくい」とぼやく先生も多いとか。
特に、私たちの世代を受け持った先生たちはそう感じているらしい。
私たちの時は、たとえ先生に叩かれたと親に報告したとしても、
「何で叩かれたの?」
と問いただされていた。そして原因が明らかに私たちの方にあることが分かれば
「あんたが悪いんでしょ!」
で逆に怒られていた。
今は、「何をしたの?」と聞く親が減っているらしい。
もちろん、生徒を叩くのは許されたことではないけど、自分の子どもの非を見つめようとしない親が増えているとか。

中学2年の時、昼休みに私たちのクラスの教室の窓ガラス(廊下側)が割れたことがある。
原因は、廊下で悪ふざけをしていた他のクラスの男子たち。
うちのクラスの人間は誰一人関わっていなかった。
割ろうと思って割ったんじゃなくて、悪ふざけの度が過ぎて割れたものだから、
彼らはびっくりして、自分たちのクラスへ逃げ帰った。
窓ガラスが1枚割れているわけだから、隠し通せるはずもなく、ほんの数分で担任にまでばれた。
昼休み後の5時間目、修学旅行に備えた話を聞いていた私たちのもとへ、
窓ガラスを割った男子たちとそのクラスの担任がやってきた。
そして、担任は窓ガラスを割って驚かせたこと、破片の片付けをさせたことを土下座して謝らせた。
たまたま割れたガラスのそばに誰もいなかったため、怪我をした人はいなかったので、この問題はそこで終った。

それにしても、今になって考えるとすごいよね。土下座。
親たちに窓ガラスの請求書が行ったのかどうかまでは知らないけど、
子どもが「土下座させられた」なんて言ったら、親はびっくりするだろうな。
まぁ、自分が完璧に悪いのだから、報告した人なんていなかっただろうけど(笑)
報告したら、今度は親に怒られること間違いなしだからなぁ…。

怪我人が出ていたら、さらに事態はややこしくなっていたかも…。
あのとき、あの窓のそばに誰もいなくて良かった。

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