Chiakiの徒然日記

20年の月日が流れ…

昨日、地下鉄サリン事件から20年ということで、NHKで組まれた特集番組を見た。

あの時の衝撃が思い起こされた。
当時、高校2年生。
学校から帰って、その日に再放送される番組を見ようとテレビをつけたら、特別編成に切り替わっていた。
ただ事ではない雰囲気に、ただただ呆然とするばかりだった。

特番の次に放送されたローカルニュースでも、この地下鉄サリン事件から20年というのが大きく取り上げられた。
熊本には、波野村という、オウム真理教に乗っ取られそうになった村が存在したから。

オウムが波野村に進出してきたとき、大々的に報道されたような記憶がおぼろげにある。
村と教団の対立も覚えている。
詳しい対立構図までは分からずにいたのだが、今回改めて整理されたのを見て、ようやく納得がいった。

村は教団に対する措置として、信者の転入届けを受理しない、という手段に出たらしい。
何しろ、村の全人口を上回る数の信者が転入届けを出そうとしたのだから、怖くなるのも無理はないと思う。
そして教団から起こされた、損害賠償請求。
訴えられたら負けるのは分かっていたという。
9億円という、村の年間予算の半分に相当する和解金を支払い、教団には村を出て行ってもらうことに成功。
熊本から教団がいなくなった、ということにほっとしたのも覚えている。
しかし、その数か月後に引き起こされたのが地下鉄サリン事件。
さらに数か月後には教祖逮捕。
当時の波野村の人たちが、やりきれない思いに駆られるのは当然のこと。
タイミングが悪かった、この一言に尽きるのかもしれない。

大学に入った時に、何もわからないまま、オウム真理教に入信させられるようなことがあったらどうしよう、と思っていた高校時代。
その不安が断ち切られたのはよかったが、それに行くまでに、この甚大な被害をもたらした事件があったのは心苦しい。
もう少し早く何とかなっていればよかったのに…と今は思う。

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