給食争奪戦(笑)

スーパーで懐かしいものを見つけた。
給食で時々出ていた、「ムース」。大好きだった。
半分凍っていて、甘くて、とても美味しかった。

このムースをめぐって、小学校の時に争奪戦が起きた。
真冬の寒い時期で、欠席者が多く、欠席した人の数だけムースが余っていたのだが…。
この日の給食は、パンに牛乳、スパゲッティナポリタンにサラダみたいなものとムースという、
私たちにとっては「黄金メニュー」だった。
当然、担任の先生にも欠席者の分をめぐる争奪戦が起きることは予想できた。
男子たちは、スパゲッティもムースも、と殺到しようとしていた。

そこに担任の先生の一言が。

「どちらか１つだけ！普段、おかわりしたくてもできない人たちにも譲りなさい！」

かっこいいぞ、先生！！惚れました(笑)
普段、おかわりしたくても、恥ずかしさが先に立ってできなかった女子からは歓声が上がった。
特に厳しい口調でもなかったのだが、先生がそんなことを言うなんて、初めてのことだったので、
男子たちも素直にそれに従った。←まだまだ小学生。素直でしたな～。
ムースが欲しい男女が集まって、ジャンケンをしている隙に、私と友達はスパゲッティをおかわりさせてもらった。
確実に食べられる方を選んだあたり、私もなかなか計算高い子どもだったようだ(笑)

スーパーで売っていたムースは買わなかったけど、楽しい給食のひと時を思い出させてもらった。