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報せ・・・・

2009-11-12 | et cetera
今朝、postをのぞくと..1枚の葉書がありました。

「喪中につき年末年始のご挨拶ご遠慮申し上げます」...

差出人は・・あなたのご主人からでした。

あなたとの出会いは1992年の秋、
検査のためワタシがN大学病院に入院したときでした。。
となりの病室に入院していたあなたは、ワタシのいる病室に時々遊びにみえましたね。
でもその頃、20代だったワタシにとって40以上も年の離れたあなたは少し遠い存在でした。

あなたの病名は「喉頭●」。
声の出ないあなたは器械での代用音声を利用して話をしていました。
 
明るく品のいい笑顔を振りまいていたあなたの横にはいつも優しいご主人が寄り添っていましたね。
とても仲が良く、穏やかな表情でいる2人の姿を今も覚えています。

  
検査が終わり一度退院したワタシは、1ヶ月後今度は手術のために入院しました。
そしてあなたと再会しましたね。

あなたの病室に行くと、とても喜んで優しい笑顔を見せてくれました。

数日後、手術が終わったワタシの病室にあなたは来てくれました。

とても綺麗なカサブランカの花を持ち、お手伝いさんと一緒に一歩一歩ゆっくりと自分の足で歩いて・・・。
本当にきれいで豪華なカサブランカでした。数回会っただけのワタシのために…

あなたは言いました。「ワタシのことを覚えていてくれてうれしかった!入院してすぐ会いに来てくれてうれしかったから…」と。
ワタシもうれしかったですよ! 
 
そして、、、以来あなたと会うことはありませんでしたが、
年に1度、年賀状を送り合う仲にさせていただきました...
あなたの年賀状が届くたび、ふと笑みがこぼれました。

この時のワタシの手術は失敗という結果に終わり、この病院には二度と行くこともなくなるわけだけど、
この時知り合った人たちのことを考えると決して無駄ではなかったと思えるし、それが救いでもあります。

2009年元旦「今年も元気に新年を迎えられそうです」とあなたの年賀状が届きました。
そして、、来年もまた、その言葉が年賀状として届くものだと信じていました。

2009年 8月 永眠..
優しいご主人に見守られて旅立ったのでしょうね。。。

・・心からご冥福をお祈りいたします。 

 
 


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