ホーリーの日々

可愛かったなぁ。

今日は、2年前まで飼ってた犬、
「ミミ」のこと。
下の写真は、前の自宅で、散歩帰りの撮影。

どのカテゴリーにすれば良いか迷ったけど、
私にすれば、ペットではなく、家族の一員だ。
なので、家族として、、、。


初めて我が家に来た時、全身が湿疹になり、
ドッグフードも、全て吐いてしまう。
心配になり、病院へ行くと、
「緊張からの、ストレスです」と言われ、
毎日、塗り薬を塗り、それが治る頃には、ミミも私達家族に、慣れてきた。

犬も、慣れると性格を出し始めるものだ。
ミミもそうだった。

ミミの性格は、、、、

食いしん坊。
家族の居ない内に、
唐揚げを多量に食べ、苦しくなり病院へ。
それ以外にも、食パン1斤とか、
おにぎり8個、、、、。
毎回、病院へ行くから、看護婦さんに、
「女の子なのに、食いしん坊だと、
モテないわよ!」と笑われた。

ほぼ鳴かない。
普通、「ピンポーン」となると、
「ワン、ワン、ワン、ワン、ワン」と、家族に来客を知らせるのだが、
ミミの場合は、
家族の誰かに、ピッタリくっついて、
片手を挙げる様な仕草をした。
散歩中も、他の犬に吠えられても、
端に寄って反撃しないから、
私の中では、
(1回位は、「ワン!」って言えば?)
と思ったものだ。

お風呂が大嫌い。
一番、機嫌が悪くなる時が、お風呂の時間だった。
初めは、ペットショップで、
お風呂に入れてもらおう!と連れて行ったのだが、
そこの店員さんの腕に、
いきなり【ガブッ!】と噛んでしまい、
以後、自宅で入れることに。
誰かが、「ミミ、お風呂!!」と言うと、
全身で踏ん張り、拒否反応を示した。
何とか浴室に連れて行くと、
今度は、目を合わせようとすると、
【プイッ!】と、そっぽを向く。
このお風呂は、家族みんなで、大騒動した。
ミミが苦手なのは、
お風呂だけではなく、雨もダメだった。
家の中で飼ってたから、
外の天気は、分からないだろうなぁ?と思ってたら、異常に行くのを嫌がる。 
しっかり分かっていたようだ。
兎に角、一滴の水すら濡れたくない感じだから、
散歩は、
フード付きのレインコートに、
ビニールの靴を履かせて散歩していた。

食いしん坊で、大人しく、水が嫌い!

性格は、そんな感じかな?

いつも、ミミとは一緒だった。
お食事も、寝る時も、
旅行にも、、、、。
思い出を沢山、残してくれた。

亡くなる1ヶ月位前だったかしら?
ミミの行動が、今までしたことない行動をした。
家中の全ての壁に、身体を擦り付けて、真っ黒にラインが付いた。
その時は、何にも考えずに過ごしていた。
数日後には、
家族各々の寝室、座敷や応接室、
トイレ、廊下にまで、
排尿していった。
どうも理解してやってる行動に見えた。
でも、何も感じない私は、
この時、ミミに注意してしまった。

それを見てた母が、

「み○、叱ったらダメ。
これは、お別れの儀式なのよ!
ここのお家の犬は、
私だけなのよ!と伝えているの。
このマーキングをすることで、
他の犬は、近寄れないんだから。」

母の実家の中庭で、
祖父が、犬や猫はもちろん、
孔雀、キジ、フクロウ、
尾長どり、鶏、、、、等を飼ってたから、
母は、動物の行動には少々、詳しい。
それに、大の動物好きだ!

マーキングする理由を、
母に教えてもらい、
私は、ミミに謝った。

ミミは、
何度か危機はあったが、 
約17年間も精一杯、生きてくれた。

また、犬を飼いたいなぁ!と時折、
考えたりもするが、
今、次の犬を飼うと、
私の中に、ミミがまだ居る状態では、
次の犬が、可哀想だ。
当分は、飼わない予定でいる。

母は、やっぱり寂しいらしく、
ミミの写真を見ては、思い出して泣いているが。
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