ちいさな花が咲いてるよ

自閉症の息子との日々+モルモットたち

タツと車

2016年12月17日 | 息子のこと
タツはほぼ毎日車に乗ります
3歳から送迎のために乗っているのですが、強迫性が増した中学の頃からさまざまなこだわりがでてきました。
「おかあさんといっしょのCDを必ずかける」「曲がきちんと終わるまで車から降りない」「エアコンの吹き出し口を全部まっすぐ前にむける」「足元のマットがずれていないか確認する」「そのマットに置く自分の足の位置を気にする」
「シートベルトを締める前には服装をととのえる」「シートベルトをはずした時にきちんとベルトを座席の横に収める(はずしたまま座席にひっかかってるなんてありえない!)」「自分のシートベルトがきちんと締めおわるまでは車をスタートさせない」「ドアを力いっぱい閉める」それと一番手強いのが「謎の活動停止」・・・なぜか目をつむったまま瞑想をはじめ何十分も車から降りれないこと数知れず・・・
とにかく車は我が家にはなくてはならないものですが、頭の痛い問題を発生させるものでもあります

そんな我が家の車が先週日曜日に新しくなりました
タツが隣の車もおかまいなしにドアを開け、大きな音で力いっぱい閉めることがずっと気になっていたので、今回は助手席側が全面スライドドアの車にしました。これで私のストレスがほんの少し軽減されます
ただ、タツが新しい車をどんなふうに受け入れるのか、今どきの装備にとまどわないか・・と、ほんの少しドキドキしたのですが、驚くほどすんなり受け入れてくれました
昔から、新しい場所、新しい人、新しい物に対しては何故かそれほど混乱した様子を見せないのでホントに助かります。(内心はものすごく動揺してるということもありえますが・・・)

とにかくこの一週間、運転のあまり上手くない私は、対向車とすれ違うときに緊張するような細い道は極力通らず、バックガイドモニターなる便利機能もほとんど利用することなく目視のみで駐車しているような状態です
極めつけは、アイドリングストップ機能というエコな機能がついているのに、ブレーキを放してアクセルを踏むたびに「ブルルンッ」とかかるエンジンの音に慣れることができず、車に乗るたびにわざわざアイドリングストップ機能オフのスイッチを押しています
地球に優しくない私・・・申し訳ないです
それでもなんだかんだ言いながら、タツの送迎前後ひとりになるとエレファントカシマシのCDをほんの少し大きい音で聴いて私なりにストレス発散をし、新しい車を満喫しています


「ママさん、安全運転でしゅよ!」