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'79 Blue Bell F-12 ~其ノ壱~

2015年04月16日 | Blue Bell F-12
ロイド・ロアーという男

1890年代、バイオリンも作っていた Orville H. Gibson が、そのノウハウをマンドリン製作に応用したのが、フラマンの起源や、という説もあるよーです。
そして、1922年、ギブソン・フラマン最高傑作 F-5 マスターモデルを開発したとされるのが、Lloyd A. Loar その人。
1919年から1924年の、短いギブソン在籍期間に、ギブソン・アーチトップのフラグシップ L-5 マスターモデルを開発したとされるのも、この人だっていうから、こりゃ凄い。
ただし、すべて「...される」のオマケつき。
どーやら、大人の事情があったよーです。
マンドリン人気も去り、製造数が激減したことで、ギブソンを去ることとなった 約20年後、
”ブルーグラスの父” Bill Monroe が、'23年製 F-5 Lloyd Loar を愛用したことで、
ロイド・ロアーは再び脚光を浴びることになり、”彼のサインが入った”'22-'24年製の F-5 は ”アメリカ国宝級”へと昇華します。
いや、実際、それに相応しい名器らしいです。
なにやら、サンバースト・レスポールの歴史ともダブりやすなw


と、さーーーっとネタ元のお勉強をしたトコで、

 

う、美しいw
...たとえモノマネでも、なんとも美しい造形美。
ワテは、F-Style フラマンがこの世で一番美しい楽器やと思うのです。
どげな感性が、こげなデザインを生み出せるんやぁw



直接マネた '70年代製ギブソン・マンドリンが、こーやったのか?
オリジナリティの気概をみせたのか?
もろパクるのは拙かったのか?
は、定かではありやせんが、丸みを帯びたボディ。
F-5 はもっと縦長らしいっス。



Top: Spruce
わりと木目に幅のあるスプルースですな。


 

Back & Side:Maple

妥協点...フレイムは捨てやした
ギターは、カスタムより、スタンダード派。 シンプルで潔い姿形のほーが好きなんスが、
フラマンは、品よく豪奢なほうがええんですよねぇw
波状杢のサイドに
ワイドなフィドル・バック
もしくは、どっちもバーズアイ...が理想なんスけどねぇ




serial number
フジゲンやと、アタマの 2 ケタが製造年のハズなんで、'79 年製やと思います。
小坂部氏もノリにノッテタ頃やないのぉw



その小坂部氏直筆サイン入りラベル


あ、そうそう
この頃の Blue Bellマンドリンは、A-〇、F-〇 の数字が、そのまんま値段 〇 万円なんで
ワテの F-12 は、F-15 の次のクラス。
12万円也

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