二輪旅道中記

リーダー竜生とサブリーダー千絵のバイク旅紀行 *** since  2004***

【本州最西端と四国ツーリング2日目】

2007-04-28 | 道中帳ーZ&Fの巻
4月29日(日) 晴れ

本日の走行:270.8キロ


美祢→R435 @@→豊田湖→ R316→長門市→R191 →角島→ R191 →瓦そば・たかせ
→R191 →毘沙の鼻→R191 R9→関門トンネル→R2→埴生IC→山陽自動車道→宇部JCT    
山口宇部道→嘉川IC→小郡バイパス→山口南IC→山陽自動車道→徳山東IC→R188 →笠戸島・宿 




快晴。今日は今回のツーリングのメインイベントでもある「本州最西端」を目指す。
おっとその前に、山口一の名所?「角島」も行かなきゃ。
(恥ずかしながら「つのしま」って読むってことを山口に来て初めて知った。それまでは「かどしま」と思っていたもので…)

では一気に日本海へ駆け上がろうではないですか。

簡単にR316で日本海まで行こうとする竜生に
「こっちの道の方がおもしろそう」
とツーリングマップルのR435と県道を指差したのはあたしです。

「じゃ、そっちで」
って向かったものの、右折地点を間違えた?
わははは…ここってかなりの酷道じゃね?引き返すのも辛いので、前進あるのみ。
過去を振り返って生きてっちゃダメですよ。

でも----
「道にコケが生えてる~」
「野犬の集団がいる~」
「林道みたい~」
最初のうちはまだよかったけど、意外にロングコースの酷道。
心がくじけそうになったころようやく石柱渓の辺りに出た。

朝一からの試練を乗り越えての達成感。やったよ!!

【トラブル3  通信不能】
酷道を抜けた地点であたしのヘッドセットがご臨終になられていたことが発覚。
通じない相手にひたすら話しかけていた虚しいあたし。
ということで2日目は 通信なしでのツーリングになった。

思いもかけずに、朝から酷道を走るはめになったものの、無事に日本海に。
長門市から海沿いR191で油谷湾へ進んでいく。
ちらりちらりと見える海の碧いこと!!
この碧さを堪能するがために、山越えをしてきたんだから。
甲斐があったというもの。

国道から県道に入って、民家横の狭目の道路に沿って 行くとお目当ての角島大橋。

この景色は見た瞬間に笑顔になるね~♪
青い空と碧い海の間を白い橋が架かっているのだからステキ。
海はエメラルドグリーン。沖縄のサンゴの海のような色。



あまりの美しさに、走行中に携帯を取りだして、写真を撮るなんて危険なことはしていませんからね。
でもって、停車する時に携帯が邪魔でクラッチレバーが 握りにくかったなんてことは決してないですから。

 

実際に走ってみると 欄干がちょっぴり高いので、海上を走るって程ではないのだけれど、相当に気持ちが 良い橋。
大喜びで2往復もしてしまったりした。

美しい角島との別れを惜しみつつも、次に本州最西端が待っているので先に進むことに。

【トラブル4  嗚呼!我がホームセンター】
男前号に付けていたレーダー受信機がプラ~ンとぶら下がっているのを発見!
「どうりで、何も言わへんと思ったわ。」
早速ホームセンターを探して両面テープ&ビニールテープで補修。

しかし、あたし達のツーリングって必ずって言っていいほどホームセンターへ行くねぇ。
地方のホームセンターめぐりツーリング とも言う。

そろそろ11時だし、ここらでいっちょうお昼ご飯をばと…山口名物「瓦そば」を食しに  「元祖 瓦そば たかせ」さんへ。

11時開店のお店に、たった10分過ぎて到着しただけのあたし達が お待ちのイスに 座っているってどうよ?驚きの人気店ですなぁ。

少し待って瓦そばをいただく。
瓦そばとは茶そばを焼けた瓦の上で焼いて 温おだしにつけて食べる新食感。

あたしはパリパリの茶そばがかなり気に入ったのだけど、竜生のお口には合わなかった ようで、しきりに「ソースかけたい」と言っていた。
お子様好みではなかったですな。




何とかお腹を満たして【本州最西端「毘沙の鼻」(びしゃのはな)】へ。
ここは拍子抜けするくらい、静かな場所だ。



本州最南端の地(和歌山・串本)には売店もあって  証明書もらえたり、スタンプ押せたりするのに、西には何もないですよ。
アイスクリーム売りの車すらないですよ。
証明書も役場に行かなきゃもらえないって…どうなのですか?
やる気ないですなぁ。まぁ、そんなやる気のなさが山口県 っぽくって良いんですがね。

『本州最後の夕陽が見える丘』もステキな響きなのに寂しげ。

では次はもっとにぎやかだろう下関に行ってみよう。

街に近づくと予想通りに交通量は増える。気温も上昇。

下関の人気スポットであるマイマザーも推奨の「カモンワーフ」には駐車場待ちの渋滞。
久しぶりに渋滞を見たなぁ。
あそこに行けばソフトクリームでも食べられるんだろうけど、あの最中に突入する勇気もガッツもないので、 すんなりと人道トンネルに向かう。


九州まで徒歩約15分。たった15分で九州に行ける。それもタダで!!
コレは記念に歩かなくてはなるまい?

歩き出して気付いた。海底トンネル故の景色のなさ。退屈~。

「この天井に穴をあけると、ドバーっと海の水が入ってくるんだよ。」
父ちゃんが息子にそんな話をしていた。

あたしは
「へぇ~、水中にトンネルがあるんや」
と聞き耳情報を竜生に伝達すると
「そんなことあるわけないやろ」
と一笑。 実際は海底の地中にトンネルがあるのだ。

父ちゃんよ息子に間違った知識を植えつけちゃぁダメだよ。って、あたしも危なかったよ。
近所中に吹聴するところだったよ。

がせネタをつかまされてるうちに九州に上陸。九州滞在1分。
徒歩15分で山口県へとんぼ返った。



徒歩九州上陸もでき、予定通り今日の目的は全て果たした。
本日の宿は徳山から南に下った地点の笠戸島にあるので  ちょっと楽をして高速で行くことに。
ETCで「埴生IC」から乗る。
途中の「嘉川IC」で一旦降りて、バイパスを通って「山口南IC」からまた乗らなくてはならないのだけれど、 事件は「嘉川IC」で起きた。

ETCレーンがない!

まさか?…ゲートではおじさんが手招きしてますよ?
「ETCカード出してください。」
ガーン!あたし達のカードってシート下ですってぇ。
F800Sはそのままシート下から出せばいいのだけど、Z750Sはシートに 山盛りテントグッズ積んでるんですけど。

はいはい、全部おろしますよ。はい、出しますよ。
「こんなの雨降りだったら泣いてるよね。」
とか文句のひとつももらすのも 許しておくれ。

あとはだいたいすんなりと笠戸島へ。
キレイな夕陽と昨年掘り当てたという新しい温泉(ラッキー)に包まれ1日を終えた。

3日目へつづく



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