コロナ禍の寅年。虎=寅のイメージに今年は何か変化がありそうと思うのは、何故なのでしょう。漢字は、その一文字で色々な意味を治します。甲骨文字が基になっているからなのでしょう。「寅」と言う文字由来には、矢をまっすぐに伸ばす(直す)という意味が取れます。「寅」は両手を持って矢柄を治す形です。矢が曲がることなく、まっすぐになると言う事から「寅」+流れる水を表す「氵」(さんずい)で物事が滞りなく進むと言う意味を持つ「演」という漢字ができたと言われています。中国に「漢書 律暦志」には、「春が来て草木が生ずる状態を表す」とされています。
また、十二支では「寅年」は三番目、「子年」にあたれしい命が種の中で芽生え始め、「丑年」には種の中で育ち、「寅年」では春が来て根や茎が生じて成長する時期、草木が伸び始めるとされています。こう見ると「寅」には真っすぐに進むイメージも出てきます。コロナ禍で、停滞している今の状態に弾みがつき動く事ができると思いたいです。