ふと思った。自分が認知症だといつ気が付くのだろう。
・施設で働く職員さんのつぶやき
『入所者の男の人は、大きな声で「飯はまだか!」ばかり、聞いているのが嫌になる。』
『そうそう、やたらいばっている人多いね。』
『女の人は、にこにこ笑っているか、ブツブツ文句言っているか、、。』
高度成長期にガムシャラに働き、家庭の主で『俺に従え。俺が養っている。』そんな男が強い時代、女性は職場の花と若さに価値があった時代。そんな昭和を生きてきた人達。現場の職員には、扱い安いおばあちゃんと扱いにくいおじいちゃん。
▪ノーマライゼーション 自己決定の尊重
2000年に成年後見人制度が、明治時代に定められた禁治産者法を改正して施行された。それまでの家の財産を守るためのものから、個人の権利を尊重しその人らしい生き方を支援する法律になった。法律は、変わったが人間はそう簡単に変われない。上と下。今より人間関係が太く強かった時代にどれだけ周りに気を使い、勝ち組・負け組と戦った事か。そんな人達の思いを、『飯はまだか!』としか言えない人の思いを、今の職員は理解ができるのか。理解が出来たとしても心で受け止められるのか。扱いやすい年寄りには、やさしくする。取扱いにくい年寄りには、少し距離を置く。
・認知症を発症する前に 年寄りも自己防衛を
ただガムシャラにみんなより良い生活をする事、流れのままに働いてきたから、仕事以外の話が苦手な年よりだから、頭が、ハッキリしているうちに自分を振り返ってみると良い。そしてノートに書いておこう。そうしたら、『飯はまだか!』の言葉以外、沢山の言葉が認知力が劣ろいても口から出て来ると思う。
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