船通山頂上
船通山(せんつうざん)は、鳥取県日南町と島根県奥出雲町の
県境にある標高1,142mの山。出雲地方では古来より「鳥上山
(鳥髪山)」あるいは「鳥上峰(鳥髪峰)」とも呼ばれる。『古事記』
によれば船通山へ降ったスサノオは八岐大蛇(ヤマタノオロチ)
を退治し、八岐大蛇の尾から得た天叢雲剣を天照大神に献上し
たという。
4月下旬から5月にかけて山頂はカタクリの花ざかり。
大勢の登山者で賑わう。
もののふの 八十娘(やそおとめ)らが 汲み乱(まが)ふ
寺井の上の 堅香子(かたかご)の花
本来山野に自生する多年草なのだが、乱獲されて絶滅が懸念
され、ここでは大切に保護育成されて、毎年可憐な花を咲か
せ、登山者を楽しませてくれる。
我が家では船通登山が年中行事で、カタクリの花の季節には
もう10数回も登っただろうか。
一昨年から私は足を痛めてしまったので、麓のヴィラ船通山で
呑気に家族の下山を待つことにしている。
近景遠景と空気の香りまで伝わってくるようです。
スサノオの尊もご覧になったかもしれないですね。
昨日は隠岐の島のかたくりの花を、海を眼下に見てきました。
葉っぱが白い斑の入っていない緑満杯の種類でした。
海へ落ちそうな崖地で、小舟の行き来が時にはありました。
伝えられていますのは
神功皇后が南下して朝鮮征伐に向われた海路であり、その海岸は時化にあわれて寄った浜で軍馬に食べさせた海藻から神馬草ーじんばと呼ばれて食べられていますが・・
神代から万葉集から・・出雲隠岐の海から山から・・
ひとつに繋がって幸せ気分です。
隠岐に行っていらっしゃったんですね。
隠岐には手つかずの自然が沢山残っていることでしょう。
どこまでも広がる青い海と、群がって咲くピンクのカタクリの花と。 どんなにか美しい景色でしょう!!
お写真などありましたら拝見させて下さい。
山に登ると晴れた日であれば、思いがけない近くに隠岐が見えて新鮮な驚きを味わったものでした。
ジンバという海藻は見た記憶があります。
神功皇后の新羅出兵に由来する命名なのですね。
"神馬" 初めて知りました。
どこにでもある花や海藻にも、それぞれの長い歴史の中での種々の物語があるんですね。
おもしろいお話を有難うございました。
またいろいろお聞かせくださいね