竹林亭白房

三代目小圓朝「千早振る」★落語

□本日落語三席。
◆瀧川鯉昇「千早ふる」(衛星劇場『衛星落語招待席』)。
玉川せせらぎホール、令和5(2023)年4月15日(第三回「せせらぎ寄席」よるの会「柳家さん喬・瀧川鯉昇ふたり会」)。

◆三代目三遊亭小圓朝「千早振る」(日本文化チャンネル桜『落語動画』)。
今日は、上記のとおり、鯉昇の「千早ふる」を聞いた。なんだか「千早ふる」というと、ここ五六年のあいだに、この鯉昇の高座でばかり何回も聞いている。鯉昇お得意の改作爆笑古典落語である。あまりにもおもしろいので、なんだかこればかり聞いていると、鯉昇の「千早ふる」がスタンダードなんじゃないかと思えてしまうので、今日はちょいと本来の型をいっぺん聞いてみたくなってネット検索してこれをチョイスした。

さまざまな落語家による音源が出てくるというのでネットはありがたいものだ。それらのなかで、思いっきり古いものをと思って、この三代目小圓朝の「千早振る」を聞いてみた。
この人は昭和48(1973)年に没しているので、これはやはり昭和30年代から40年代にかけての録音なのだろう。
定席の寄席なのだろうか、噺の合間に電車の警笛の音が遠くで聞こえて、なんだか牧歌的である。

関取竜田川は、相撲に精進するために、酒・煙草・女断ちをしたと語っていた。ここって、どうだったろう、たとえば、今日聞いた鯉昇のだと、女断ちというのに限定していなかっただろうか。この落語の展開から言って酒と煙草はどうでもよいのではないかと。
ちなみに、三遊亭小遊三でも確認してみると、やはり女断ちだけだった。もう少し古いところまでさかのぼって五代目柳家小さんのも聞いてみると、同じ女断ちだけである。してみると、三代目小圓朝以後、五代目小さんのあいだに至るどこかで、酒・煙草・女断ちから女断ち一本の限定化ができあがったのだろうか。また、別なものを聞いて確認してみよう。

◆『笑点』大喜利:春風亭昇太(司会)/三遊亭小遊三・春風亭一之輔・林家たい平・林家木久扇・三遊亭好楽・桂宮治(日本テレビ『笑点』第2868回)。
後楽園ホール、令和5(2023)年7月9日OA。
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