竹林亭白房

三朝「寄合酒」★落語

□本日落語八席。
◆春風亭三朝「寄合酒」(NHK総合『立川志らくの演芸図鑑』)。
東京渋谷NHK放送センター、令和6(2024)年11月3日OA。
「ん廻し」の前段だと言われるが、自分の体験としては、「ん廻し」まで続けて展開させた「寄合酒」を聴いたことがない。また、時間のつごうで適当なところで切られることも多い。
東京と上方で大きな違いはないが、東京の場合、酒肴を集める件(くだり)で、与太郎が味噌を出すところだろうか。

今回の三朝の一席も与太郎の味噌を演っていたが、三朝は、酒屋の自転車から持ってきたと言い、それを聞いた男が「とっとと返(けえ)して来い、そのかわり今度は酒を二三本持ってこい」と落げていた。

ここまで、棒鱈だの数の子だの鰹節だのと、さんざん角の乾物屋からいろんなものをせしめてくる噺があり、与太郎が持ってきたという自転車の味噌も乾物屋の物だということで落げるのがよく聴く型だと思うが、三朝はそれをかえたようだ。ちなみに、今日は、たまたま立川幸之進の「寄合酒」も聞いたが、こちらは従来型だった。

三朝はどうしてかえたのだろう。また、酒屋には味噌も売っているのだろうか。それと、「酒を二三本持ってこい」と言ったあとに、「冗談言っちゃいけねえ」と応じたのは誰だろう。与太郎の口調ではなかったようだが。

◆笑福亭飛梅「アクセル指南」(ABCラジオ『日曜らくごなみはや亭』)。
神戸新開地喜楽館、令和6(2024)年10月3日(マルエスpresents「神戸新開地・喜楽館AWARD2024」予選初日)。

◆笑福亭呂竹「穴蔵大工」※作:神崎辰也(ABCラジオ『日曜らくごなみはや亭』)。
神戸新開地喜楽館、令和6(2024)年10月3日(マルエスpresents「神戸新開地・喜楽館AWARD2024」予選初日)。

◆桂雀五郎「看板の一」(ABCラジオ『日曜らくごなみはや亭』)。
神戸新開地喜楽館、令和6(2024)年10月3日(マルエスpresents「神戸新開地・喜楽館AWARD2024」予選初日)。

◆桂九ノ一「御公家女房」(NHKラジオ第一『NEXT名人寄席▽ネクストメイジン』)。
東京渋谷NHK放送センターCR505スタジオ、令和6(2024)年8月27日収録※10月26日OA。

◆立川幸之進「寄合酒」(NHKラジオ第一『NEXT名人寄席▽ネクストメイジン』)。
東京渋谷NHK放送センターCR505スタジオ、令和6(2024)年8月27日収録※10月26日OA。

◆『笑点』新真打大喜利:春風亭昇太(司会)/春風亭一之輔・柳家花ごめ・七代目古今亭志ん橋(志ん松改メ)・春風亭梅朝(朝之助改メ)・古今亭伝輔(始改メ)・林家たい平(日テレ『笑点』第2933回)。
後楽園ホール、令和6(2024)年11月3OA。

◆『笑点』大喜利:春風亭昇太(司会)/三遊亭小遊三・春風亭一之輔・林家たい平・立川晴の輔・三遊亭好楽・桂宮治(日テレ『笑点』第2933回)。
後楽園ホール、令和6(2024)年11月3OA。
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