竹林亭白房

三代目金馬「藪入り」★落語

□本日落語一席。
◆三代目三遊亭金馬「藪入り」(NHK-Eテレ『カラーで蘇る三代目金馬』)。
銀座ヤマハホール、昭和36(1961)年1月13日(第19回「東京落語会」)。
昨今の映像技術によって白黒をカラー化した高座を放映したもの。そもそも、カラー化しなくても、三代目三遊亭金馬の高座映像として丸々一席記録したものはこれのみだということで貴重なコンテンツと言えるらしい。

番組内では、当時の落語会のプログラムも映し出され、この日の出演者は、九代目桂文治、八代目林家正蔵、五代目古今亭志ん生、桂小文治、そしてトリの三代目三遊亭金馬であった由。現代の目から見ると、どの師匠も昭和の大看板として同列に見えるが、三代目金馬はこの当時の大御所だったのかと知る。

金馬は椅子に座っての口演だった。してみると、このときはすでに事故によって足を切断したあとなのだということもわかった。
今に伝わる「藪入り」の原型を作ったのが金馬だと言われているとおり、さまざまな落語家が自分なりのアレンジを施す以前の骨格となる「藪入り」を聴いた心地がした。
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