竹林亭白房

昇也「やかんなめ」★落語

□本日落語二席。
◆立川生志「紺屋高尾」(NHK-Eテレ『日本の話芸』)。
東京品川区立総合区民会館きゅりあん(大ホール)、令和6(2024)年9月11日収録(「東京落語会」※きゅりあん35周年記念)。

◆春風亭昇也「やかんなめ」(NHKラジオ第一『真打ち競演』)。
福井県南越前文化会館、令和6(2024)年8月23日※南越前町合併20周年記念。
癪の内儀さんが、侍の頭をなめて人心地がついたところで、「頭をなめて失礼いたしました」と言うと、侍が「気にするな、わしはとうに家来になめられておる」で落げである。
従来の落げをかえたものだが、従前のものにくらべて特段に良くなったという気はしない。

従前の落げは、頭をなめられ過ぎて傷がついたことで、「(傷の)具合はどうだ?」と問うたところ、家来のべくないが「まだ漏るほどではございません」で落げである。この落げでふつうに落ちていると思うのだが、かえる必要はあったのだろうか。

それにしても、この高座、ものすごく早口で進行していくので、たまに噛んだりして、とても聴きにくかった。何かあわてなければいけない事情があったように思えたが、どうだったのだ。
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