□本日落語一席。
◆三遊亭神楽「抜け雀」(寄席チャンネル『粋 らくご』)。
上野広小路亭、平成30(2018)年2月10日(第58回「三遊亭神楽 落語らいぶ」)。
大阪在住の身にとって、日々東京の落語家の高座をうかがえる寄席チャンネルは、とてもありがたい存在だ。
今回も、これまでに知らなかった落語家を一人チョイスできた。番組表でこの名前を見たとき、「かぐら」と読むのだと思ったが、あらためて調べて「じんらく」と読むと知った。「かぐら」と読んでしまうと、あれ?三遊亭っていうけど、どこの一門だろうと思ってしまうが、「じんらく」と読むとわかれば、嗚呼、圓楽一門かと得心した。しかも、五代目圓楽の直弟子のようだ。
入門は平成9(1997)年である由。五代目圓楽の二十三番弟子。高座名は入門からずっと神楽のようだが、これは本名の姓「神(じん)」に拠る。
平成19(2007)年に真打になったようだが、これまでまったく高座にふれる機会がなかったというのは、どうしたことか。おそらく東京で定席の寄席に通えていたら、とっくの昔に知っていたのだろうが、大阪までにはその名が聞こえてこなかったということだ。
芸風はていねい。駕籠かきが親不孝なのだという仕込みをマクラでしっかりと語ったうえで、本ネタに入ったのはなるほどと感心した。ただ、駕籠かきになると、当時は親不孝者と言われていたというのは、確かな裏づけがあるのだろうかというのは、ちょっと気になった。落語の内容(落げ)から逆算して語ったことなら、ちょっと拙いのではと思うのだが、自分でもいっぺん調べてみることにしよう。
◆三遊亭神楽「抜け雀」(寄席チャンネル『粋 らくご』)。
上野広小路亭、平成30(2018)年2月10日(第58回「三遊亭神楽 落語らいぶ」)。
大阪在住の身にとって、日々東京の落語家の高座をうかがえる寄席チャンネルは、とてもありがたい存在だ。
今回も、これまでに知らなかった落語家を一人チョイスできた。番組表でこの名前を見たとき、「かぐら」と読むのだと思ったが、あらためて調べて「じんらく」と読むと知った。「かぐら」と読んでしまうと、あれ?三遊亭っていうけど、どこの一門だろうと思ってしまうが、「じんらく」と読むとわかれば、嗚呼、圓楽一門かと得心した。しかも、五代目圓楽の直弟子のようだ。
入門は平成9(1997)年である由。五代目圓楽の二十三番弟子。高座名は入門からずっと神楽のようだが、これは本名の姓「神(じん)」に拠る。
平成19(2007)年に真打になったようだが、これまでまったく高座にふれる機会がなかったというのは、どうしたことか。おそらく東京で定席の寄席に通えていたら、とっくの昔に知っていたのだろうが、大阪までにはその名が聞こえてこなかったということだ。
芸風はていねい。駕籠かきが親不孝なのだという仕込みをマクラでしっかりと語ったうえで、本ネタに入ったのはなるほどと感心した。ただ、駕籠かきになると、当時は親不孝者と言われていたというのは、確かな裏づけがあるのだろうかというのは、ちょっと気になった。落語の内容(落げ)から逆算して語ったことなら、ちょっと拙いのではと思うのだが、自分でもいっぺん調べてみることにしよう。