竹林亭白房

市馬「三十石」@落語研究会(第658回)★落語

□本日落語一席。
◆柳亭市馬「三十石」(TBSチャンネル『落語研究会』)。
東京三宅坂国立劇場小劇場、令和5(2023)年4月17(第658回「TBS落語研究会」)。

市馬の「三十石」を初めて聴いたのは、今から九年前の大阪ミナミの柳家喬太郎との二人会だった※平成27(2015)年7月26日、第二十回「柳亭市馬・柳家喬太郎二人会」(TORII HALL)夜の部。
このときは、ネタ出しをされていない会だったので、市馬が上方落語の「三十石」を演り始めたとわかったときはちょっとした驚きだった。そして、上方言葉のイントネーションに不自然さを感じなかったのは、市馬がもともと九州という西日本出身の落語家だったからかと、かってに得心もしていた。

そして、すっかり忘れていたが、その後、市馬の「三十石」は、この年の暮れにTBSチャンネル『落語研究会』でもその高座がOAされていたのだった。公演は前年のものである※平成26(2014)年9月30日(第555回「TBS落語研究会」)。

してみると、十年あけて市馬は同じ落語会で同じ落語を演じたことになる。これは、まったくないことでないけれど、めずらしいと言えばめずらしい。
この落語会をプロデュースしていると思われる、京須偕充が十年前も今回も、同様にネタをリクエストしたのだろうか。だとすると、京須の思惑は那辺にあったか。

一席終えてからの、京須の高座評で、市馬は船頭唄をハメモノ入りで高らかに唄い演じたことをかならずしも肯定的に捉えていないようだったが、十年前も同じことを言っていたのだったかどうか。もしかして、京須はこのあたりについて十年のあいだにあらたまっているか否かを検証したかったのだったりして。知らんけど。
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