竹林亭白房

だいえい「シウ論」★落語

□本日落語二席。
◆桂笑金「日出ずる国」(BSよしもと『若手創作落語の会』#25)。
東京浅草雷5656会館、令和7(2025)年1月4日収録(「新春!若手噺家寄席~江戸落語と上方落語~」第一部)。

◆春風亭だいえい「シウ論」(BSよしもと『若手創作落語の会』#25)。
東京浅草雷5656会館、令和7(2025)年1月4日収録(「新春!若手噺家寄席~江戸落語と上方落語~」第一部)。
演題から推察できるとおり、「宗論」をパロディにした創作落語である。「シウ」というのは崎陽軒のシウマイを言ったもので、それに心酔する男と弁当屋デリカぺこぺこを経営するその父親とのやりとりを語るものである。

その筋はさておき、この落語のなかで語られる寄席の楽屋のエピソードがどうも実話を暴露しているように思えてならない。
ここで、ふつうの師匠は正月にお年玉をくれるものだが、ニシハンゾウ師匠だけは、浅草の寄席近くにある格安菓子店から、一袋50円のポテトチップスを二袋買ってきて、それを弟子に配るというケチぶりであると。ケチテロリストなどとも言っている。
ここで、何インリン・オブ・ジョイトイみたいなこと言ってんだというクスグリが入って、すこぶるおかしい。しかし、これ、聴いてる人(若者が多そう)にはわかっただろうか。エロテロリストの洒落なんだけど。

このあと、実話エピソードではないのだろうが、人間国宝のイナゲヤダイサンジ師匠やナカセンドウクモノスケ師匠なんかは、みんなデリカぺこぺこの弁当を買って芸を上達させたと父親が言う件(くだり)がある。
そこで言う、イナゲヤダイサンジは柳家小三治、ナカセンドウクモノスケは五街道雲助のことだとすぐわかる。してみると、ニシハンゾウも誰のことだかわからぬものかとしばし考えた。エピソードからすると、わりと高齢の師匠のようだ。でも、ギヴアップ。
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