竹林亭白房

談四楼「一文笛」★落語

□本日落語一席。
◆立川談四楼「一文笛」(NHK-Eテレ『日本の話芸』)。
東京渋谷NHK放送センター、令和5(2023)年4月16日収録。
言わずと知れた人間国宝桂米朝の創作落語である。しかし、今やもう古典化していると言ってもよいだろう。上方の落語家でこれを演る者は数知れずだが、東京の落語家でも、他に六代目三遊亭円楽と九代目林家正蔵が演っているのを知っている。

そして、今回はこの談四楼である。オープニングのトークで、談四楼は(米朝)一門の誰かに稽古をつけてもらったというようなことをさらりと語っていたが、さて、誰だろう。
もともと米朝が創作したものは、明治時代を舞台として物語るものだったが、談四楼は江戸時代ということにしていた。場所も東京にかえて上野から浅草界隈の噺ということに。ここは、原話だと、長堀から八幡筋、そして一心寺という経路になるが、それが上野、浅草で、距離感や町並みなど再現できているかどうかはちょっとわからないのが残念。

落げの「ぎっちょ」は、やはり地上波の放送ではNGワードになるわけか。これまた残念。談四楼は「利き手は左……」と言いかえていた。「左利き」でなく「利き手は左」と言ったところが、いささかでも江戸時代ふうということになるのだろうか。
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