竹林亭白房

「産経歌壇」(『産經新聞』2021年1月28日)★短歌

本日は『産經新聞』「産経歌壇」で入選があった。せっかくなので入選作を紹介しておきましょう。

☆口ほどにものは言わない瞬きでマスクの人を理解できない
(『産經新聞』2021年1月28日「歌壇」/小島ゆかり選)。

受験生を相手にしている自分の仕事で言えば、説明したことが先方に理解されたかそうでないかといったことが、顔の表情と空気感で了解されることも多々ある。しかし、今のこのご時世、みなマスクをしているので、顔の表情が三分の一程度しかわからない。三分の一というと、つまり目ということになるのだが、「目は口ほどにものを言う」という言葉どおりにはいかない。

「目は口ほどに……」という言葉も、実のところ、見ているがわからすると、目だけではなかったんじゃないかというのが、この昨今の世情から考えさせられることである。

□本日落語三席。
◆柳家さん喬「抜け雀」(BS11『柳家喬太郎の新春!初笑い寄席』※古典落語の会)
BS11スタジオ、令和2(2020)年12月収録※令和3(2021)年1月2日OA。

◆五代目三遊亭圓楽「弥次郎」(BS日テレ『笑点 水曜なつかし版』)。
後楽園ホール、平成12(2000)年1月9日OA(『笑点』第1697回)。

◆『笑点』大喜利:五代目三遊亭圓楽(司会)/三遊亭小遊三・三遊亭好楽・林家木久蔵(現木久扇)・桂歌丸・三遊亭楽太郎(現六代目円楽)・林家こん平(BS日テレ『笑点 水曜なつかし版』)。
後楽園ホール、平成12(2000)年1月9日OA(『笑点』第1697回)。
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