竹林亭白房

『川柳マガジン』2021年2月号★川柳

本日は月刊『川柳マガジン』発売日。またまた佳作レベルだが、せっかくなので入選作を紹介しておきましょう。

◎平和賞どれも平和をざらつかせ
(月刊『川柳マガジン』2021年2月号/全国誌上句会※課題「ざらざら」/佳作/桒原道夫選)。

◎わが家にはやはりなかった埋蔵金
(月刊『川柳マガジン』2021年2月号/前句付※前句「怒ってみても仕方ないこと」/佳作/伊達郁夫選)。

◎ほめた絵のアマビエ実はママの顔
(月刊『川柳マガジン』2021年2月号/笑いのある川柳/佳作/川口雅生選)。

◎薄味と思わせ京の奥深さ
(月刊『川柳マガジン』2021年2月号/クラブ誌上句会※課題「薄味」/七十秀/佐藤岳俊選)。

◎三冊分没収されて六無斎
(月刊『川柳マガジン』2021年2月号/江戸時代吟※課題「三」/佳作/佐藤孔亮選)。

どれも佳作程度だが、自分なりに得心しているのは「平和賞」の句です。これは、2019年にノーベル平和賞を受賞した、エチオピアの首相アビィ・アハメドが、その翌年、内戦の解決として、反政府のティグレ人民解放戦線に対して開戦を宣言したことが報じられたのを機に詠んだものです。思うに、平和賞受賞者には、その後、平和とは反対の評価を得た例が少なくないと想起したことに着想があります。

このような主旨で、一度「朝日川柳」に投句したけれどボツになったので、ちょっと推敲してこちらに出したしだいです。

□本日落語二席。
◆三代目柳家権太楼「家見舞」(BS11『柳家喬太郎の新春!初笑い寄席』※古典落語の会)
BS11スタジオ、令和2(2020)年12月収録※令和3(2021)年1月2日OA。

◆桂文珍「もうすぐ春」(NHK総合『新春生放送!東西笑いの殿堂2021』)。
東京渋谷NHK112スタジオ、令和3(2021)年1月3日生放送。
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