□本日落語一席。
◆二代目柳家蝠丸「浜野矩随」(NHK-Eテレ『日本の話芸』)。
東京渋谷NHK放送センター、令和6(2024)年1月26日収録(5月5日OA)。
母を殺さない型で演っていた。もともと講釈ネタだが、川戸貞吉『落語大百科』によると、そのもとの講釈自体が、母を殺さない型だとのこと。これを春風亭小朝と五代目三遊亭圓楽に教えたという一龍斎貞鳳が、「親孝行の徳であたしゃ殺さない」と言っていたらしいが、この台詞は今回聴いた蝠丸も噺のなかで語っていた。
しかし、噺に迫力が出るということで、五代目圓楽はのちに殺す型で演ったということも、同書には紹介されている。
今はどうだろう、一年に一席聴くか聴かないかといった割合の噺だと思うが、なんとなく殺さない型で演っているほうがやはり多いのではないかという気がしている。やはり後味を悪くしないためだろうか。これから聴く際は、また注意しておこう。
◆二代目柳家蝠丸「浜野矩随」(NHK-Eテレ『日本の話芸』)。
東京渋谷NHK放送センター、令和6(2024)年1月26日収録(5月5日OA)。
母を殺さない型で演っていた。もともと講釈ネタだが、川戸貞吉『落語大百科』によると、そのもとの講釈自体が、母を殺さない型だとのこと。これを春風亭小朝と五代目三遊亭圓楽に教えたという一龍斎貞鳳が、「親孝行の徳であたしゃ殺さない」と言っていたらしいが、この台詞は今回聴いた蝠丸も噺のなかで語っていた。
しかし、噺に迫力が出るということで、五代目圓楽はのちに殺す型で演ったということも、同書には紹介されている。
今はどうだろう、一年に一席聴くか聴かないかといった割合の噺だと思うが、なんとなく殺さない型で演っているほうがやはり多いのではないかという気がしている。やはり後味を悪くしないためだろうか。これから聴く際は、また注意しておこう。