本日は『産經新聞』「産経歌壇」で入選があった。せっかくなので入選作を紹介しておきましょう。
☆掛詞を現代語訳させたがる不粋の極み入試問題
(「産経歌壇」/『産經新聞』2023年10月26日/小島ゆかり選)。
仕事柄、各大学の入試問題をリサーチしたり、解答例を作成したりすることがある。そして、そういった経験をふまえて、実際の入試に似せた教材を作る日々であるが、なかで、和歌の掛詞をふまえて現代語訳するものがある。
しかし、和歌の詠み手がその掛詞を主題としての意味に付与させようとしたのかどうかはわからない。ただ、一つ言えることは、言葉遊びをしているということだけである。享受するほうとしては、それが教養として理解されていればよく、わざわざ二重の意味を現代語訳するのは、逆に言えば、深読みではないのかと思うものである。
そんな入試問題のまねをする教材作成は難儀なものである。
□本日落語二席。
◆三代目柳家さん助「十徳」(寄席チャンネル『夢 寄席』)。
深川江戸資料館小劇場、令和2(2020)年10月17日(柳家さん助独演会「さん助ドッポ2020」)。
◆『笑点』超若手大喜利:春風亭昇也(司会)/春風亭昇市・三遊亭ぐんま・古今亭雛菊・立川談洲・立川幸朝・昔昔亭昇※三遊亭遊子(座布団運び)(BS日テレ『笑点』特大号第473回)。
深川江戸資料館、令和5(2023)年9月8日収録※10月24日OA。
☆掛詞を現代語訳させたがる不粋の極み入試問題
(「産経歌壇」/『産經新聞』2023年10月26日/小島ゆかり選)。
仕事柄、各大学の入試問題をリサーチしたり、解答例を作成したりすることがある。そして、そういった経験をふまえて、実際の入試に似せた教材を作る日々であるが、なかで、和歌の掛詞をふまえて現代語訳するものがある。
しかし、和歌の詠み手がその掛詞を主題としての意味に付与させようとしたのかどうかはわからない。ただ、一つ言えることは、言葉遊びをしているということだけである。享受するほうとしては、それが教養として理解されていればよく、わざわざ二重の意味を現代語訳するのは、逆に言えば、深読みではないのかと思うものである。
そんな入試問題のまねをする教材作成は難儀なものである。
□本日落語二席。
◆三代目柳家さん助「十徳」(寄席チャンネル『夢 寄席』)。
深川江戸資料館小劇場、令和2(2020)年10月17日(柳家さん助独演会「さん助ドッポ2020」)。
◆『笑点』超若手大喜利:春風亭昇也(司会)/春風亭昇市・三遊亭ぐんま・古今亭雛菊・立川談洲・立川幸朝・昔昔亭昇※三遊亭遊子(座布団運び)(BS日テレ『笑点』特大号第473回)。
深川江戸資料館、令和5(2023)年9月8日収録※10月24日OA。