竹林亭白房

三代目さん助「安兵衛狐」★落語

□本日落語一席。
◆三代目柳家さん助「安兵衛狐」(寄席チャンネル『夢 寄席』)。
深川江戸資料館小劇場、令和2(2020)年10月17日(柳家さん助独演会「さん助ドッポ2020」)。
上方落語「天神山」である。経緯は定かでないものの、古くから東京に移植されていたらしく、昭和だと、五代目古今亭志ん生が「安兵衛狐」としてよく掛けていた由。その縁でか、今も、十一代目金原亭馬生や隅田川馬石など、やはり古今亭一門によってよく演じられているようだ。

個人的には柳家で聞くのは初めてだったろうか。今回、さん助は、安兵衛がいなくなったお常の居場所をさがして訪ねて行くも、もう帰らないと悟った安兵衛に萩の花がはらはらと散るといった抒情的な情景を語って、落げをつけない終りかたとしていた。
さて、これは、古今亭の誰かも演った型だろうか。それとも、さん助が独自にこしらえた演出か。なんだか、ちょっとした人情噺のようになっていた。悪くないと思う。
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