五代目米團治「地獄八景亡者之戯」★落語

□本日落語二席。
◆五代目桂米團治「地獄八景亡者之戯」(読売テレビ第107回『平成紅梅亭』※「桂米朝五年祭」後編)。
読売テレビ新社屋1階10ホール、令和2(2020)年1月22日収録(3月3日OA)。
カルロスゴーンのネタを入れるなどして、当世の話題を吹き込んだ「地獄八景亡者之戯」である。むしろ、この噺は、縁者が、語られる時代による世相の何を入れるのだろうかと期待して聞くところに楽しみがある。

もうこの噺を演るときのお約束だろうが、あの世の寄席の「近日開演」は、今回、林家木久扇だった。上方の落語家を避けたというのは、ちょっとした礼儀なのだろうか。

また、「特別に閻魔の顔をお見せしましょう」という演出のあたりは、父米朝によく似ていた。

◆入船亭扇辰「紫檀楼古木」(NHKラジオ第一『真打ち競演』)。
福井県美浜町生涯学習センターなびあす、令和元(2019)年12月21日収録(2020年3月7日OA)。