□本日落語一席。
◆桂りょうば「強情灸」(NHK大阪放送局『とっておき!朝から笑タイム』)。
◆桂りょうば「強情灸」(NHK大阪放送局『とっておき!朝から笑タイム』)。
□本日落語一席。
◆桂りょうば「強情灸」(NHK大阪放送局『とっておき!朝から笑タイム』)。
NHK大阪ホール、令和4(2022)年7月7日収録(第427回「NHK上方落語の会」)。
出囃子は「石段」で登場した。嗚呼、開口一番なんだなと。入門が2015年、初舞台2016年だから経歴六年か。微妙だが、これくらいの経歴で開口一番はわりと多いかもしれない。なにぶん落語家の数が多いということもある。
ただ、入門から一年での年季明けというのは、かならずしも実力ではない気がするのだが、どうだろう。師匠ざこばの何か思惑があったのだろうか。
芸風は明るく陽気だ。爆笑王と言われた父桂枝雀がもっていたような狂気はない。ああいった資質は、血統とは関係がないのだろう。
昨今落語家の世界でも、父子相伝の襲名がとても多いが、桂枝雀の名跡だけはまだまだ見たくない。少なくとも、もしあるのだったら、枝雀一門の誰かであってほしい。
◆桂りょうば「強情灸」(NHK大阪放送局『とっておき!朝から笑タイム』)。
NHK大阪ホール、令和4(2022)年7月7日収録(第427回「NHK上方落語の会」)。
出囃子は「石段」で登場した。嗚呼、開口一番なんだなと。入門が2015年、初舞台2016年だから経歴六年か。微妙だが、これくらいの経歴で開口一番はわりと多いかもしれない。なにぶん落語家の数が多いということもある。
ただ、入門から一年での年季明けというのは、かならずしも実力ではない気がするのだが、どうだろう。師匠ざこばの何か思惑があったのだろうか。
芸風は明るく陽気だ。爆笑王と言われた父桂枝雀がもっていたような狂気はない。ああいった資質は、血統とは関係がないのだろう。
昨今落語家の世界でも、父子相伝の襲名がとても多いが、桂枝雀の名跡だけはまだまだ見たくない。少なくとも、もしあるのだったら、枝雀一門の誰かであってほしい。
「強情灸」は師匠ざこばからの継承だろうか。枝雀的であるより、こちらの芸風がりょうばにはあっているような気もする。